前振り

【て】 ふぅー・・・、疲れたので乙っス。
【ふ】 いきなり帰ろうとするんじゃない!(ゲシ!)
【て】 あいたぁ!・・・いや、だって昨日(書いてる時点)まで修羅場(マスターアップ作業)だったんっスよぉ。少しぐらい気を抜きたいじゃないっスか。
【ふ】 最初っから抜けてるんですから、これ以上抜いたら死んじゃいますよ。
【て】 身も蓋もないっスねぇ。そんな事、言われなくてもわかってるっス!
【ふ】 ・・・否定はしないんですか。まぁいいから、ちゃんと挨拶して下さい。
【て】 へぇい、へぇい。え~初めての人、始めましてっス!初めてじゃない人、始めましてじゃないっス!軍事解説クマのてじぃベアっス。
【ふ】 ツッコミ兼監視役のふるパンダです。
【て】 我々が出てきたという事はっス。いつものように。
【ふ】 はいはい。いつものように。
【て】 ショートコントを・・・
【ふ】 『解説』だ!(ガス!)
【て】 げふっ!
【ふ】 誰が、いつ、どこで、コントやりました!
【て】 『沈黙の艦隊2』『大東亜興亡史2』で・・・。
【ふ】 やってないです!ボケやってたのは、てじぃさんだけです!少なくともボクは、コントはやってないです。
【て】 何言ってるっスか。少なくとも自分は、そのつも・・・。
【ふ】 『解説』しろ!この腐れクマ!!(ガスッ!)
【て】 がふっ!
【ふ】 まったく!え~話を戻します。今回ボクたちが、『太平洋の嵐5』の紹介やら解説をします。このクマしだいですが、この文章の公開は発売日前ですので、購入時の参考や購入後のプレイの参考にして下さい。
【て】 下さいっス。
【ふ】 手を抜くんじゃない!

太平洋の嵐とはなんぞや?

『太平洋の嵐』と『大戦略』
【て】 『太平洋の嵐』は、約50年前に作られた映・・・。
【ふ】 そっちじゃないでしょう!
【て】 あっそうっスか?
【ふ】 あんまり、波紋を起こすような発言しないように。
【て】 へーい。『太平洋の嵐』シリーズは、「戦略」を目的としたウォーシミュレーションゲームっス。マップ上の根拠地を、より多く獲得するのが目的っス。
【ふ】 「戦略」・・・ですか?今一わかんないですね。
【て】 「戦略」というのは、戦争全体を視野に入れて、隊の配置・進軍、兵の教育・配備、兵器の開発・生産などなど、「軍」全体の運用や計画を指すっス。
【ふ】 『大戦略』シリーズとは違うんですか?
【て】 『大戦略』シリーズの内容は「戦術」にあたり実際には「戦略」の一部っス。ちなみに「戦術」は一つの戦闘での、兵器や兵の運用を指すっスよ。
【ふ】 つまり、『大戦略』シリーズは限定区域での戦いで、『太平洋の嵐』はそれらをまとめたモノなんですね。

太平洋の嵐5マップ画面

現代大戦略2007マップ画面
【て】 まぁ、『大戦略』のマップ】『太平洋の嵐』の根拠地】と考えれば、大雑把っスがそんな感じっスかね。ただそう考えると、『大東亜興亡史』やキャンペーン方式の『大戦略』は、「戦術」の一面も持ってるって事になるっスけどね。
【ふ】 まぁ、それはそれでw
【て】 話を戻すっスが、『大戦略』とは違い軍全体の運用という部分を重点においたのが、『太平洋の嵐』シリーズっス。題材は同じっスが、この2シリーズは根本的に違うっス。例えるならカレーとハヤシのようなものっス。
【ふ】 そうですか?例えが間違っていませんか?
【て】 では、ウナギとアナゴ。
【ふ】 それも違うと思います。
【て】 B-29とTu-4。
【ふ】 そりゃコピーです。
【て】 E4系と700系。
【ふ】 形状以外のネタは普通の人には解りませんよ。
【て】 自分の昔の友人の村田とその妹。
【ふ】 そんなの解るか!
【て】 ・・・注文が多いっスね。まぁいいっスよ。とにかく違う事をと理解してくれればいいっス。
【ふ】 今回も時間ないですしねw
【て】 いらんこと言わないでいいっス。
『太平洋の嵐5』
【て】 今作の『太平洋の嵐5』『太平洋の嵐』シリーズっスから、当然戦略SLGっス。最初に参加する陣営を日本とアメリカから選択し、プレイするキャンペーン・シナリオを選んで、その状況にあった戦術をおこなってゲームを進めていくっスよ。
【ふ】 今回から日本とアメリカの2陣営から選択できるようになったんですよね。それと、シナリオについても説明して下さい。
【て】 シナリオは、史実戦・仮想戦や開始年代、在籍艦数、クリア条件、制限ターン数など、それぞれのシナリオ毎に違う設定がしてあるっス。簡単に言うとシチュエーションが違うって事っスかね?シナリオ選択画面に、簡単な解説が表示されるっスから、それを読んで好きなのを選ぶといいっスよ。
【ふ】 う~ん、どれを選ぶか迷いますね。
【て】 (コイツが言うと、気持ち悪いぐらいワザとらしいっスね)・・・え~最初は、「バーチャル・キャンペーン」か「グローバル・キャンペーン」がいいと思うっス。あんまり変則的な条件とかないっスし、進軍のさせ方もわかりやすいっスから。それと、陣営はアメリカ陣営の方がいいかも知れないっス。
【ふ】 日本陣営の方が普通なんじゃないですか?
【て】 だってぇぇぇぇアメリカ軍強いんっスもん!
【ふ】 そりゃまぁそうでしょうね。
【て】 基本的に『生産』『開発』について優遇してあるので楽っスよ。でも、戦略しくじると勝てないっスけどね。
【ふ】 ベト○ム戦争と同じですね。
【て】 いや、まさにw。ちなみに、「バーチャル・キャンペーン」「グローバル・キャンペーン」は、普通に進めるに非常に長いっスので、慣れたら途中で他のシナリオをやるのもいいと思うっス。
【ふ】 長いってどれぐらいですか?
【て】 え~と、1ターンが6フェイズで1日が2フェイズだから・・・。最大約5.7年(約700ターン)っス。
【ふ】 長っ!史実より2年程長いですよコレ。
【て】 まぁね。でも、その分未完成兵器の開発もできるっスから、日本はできるだけ伸ばした方が、お徳かも知れないっスよ。それと、一応言っとくっスが途中でも条件を満たせば終わるっスよ。また、全滅させる必要もなくて、基本的には根拠地をマップ毎の指定数占領すれば勝てるっスよ。
【ふ】 アメリカ軍全滅させるの辛そうっスね。
【て】 嵐4の時の話っスけどユーザーさんで、全滅させた方いらっしゃったっスけどね。いや本当我々でも大変なのに頭が下がるっス。
【ふ】 『太平洋の嵐』はヤリコミできますからね。
【て】 ヤリコミ型のユーザーさんのセーブデータ見たことあるっスが、『索敵』の張り方や艦隊配置が非常に上手いっス。ただ、『太平洋の嵐5』は思考などの部分も修正してあるっスから、以前と同じ戦術では上手く進めないと思うっスよ。
【ふ】 ちなみに、ソ連軍が1945年まで進軍しないシナリオがありますけど、無闇に手を出さない方が良いですよ。
【て】 今回は怒涛のように攻めてくるっスからねw満州付近は本来は落とされ難いっスけど、ソ連軍が攻めてきた日には正直きついっスよ。
【ふ】 史実的でも凄かったそうですからね。
【て】 まーねwとりあえず史実はここまで。次は『太平洋の嵐5』でおこなう事を操作を説明するっス。
【ふ】 はい、どーぞ、どーぞ。

『太平洋の嵐5』の進め方

指示の種類
【て】 『太平洋の嵐5』では大まかに分けて、『編成』『進軍』『開発』『生産』『育成』『配置』『加工』『輸送』『整備』の9つの指示をおこなってゲームを進めるっス。
『編成』・・・ 根拠地にある艦船・航空機・戦闘部隊を使って部隊を作成します。
『進軍』・・・ 『編成』で作成した部隊を使って、敵の根拠地・艦隊に戦闘をおこないます。
『開発』・・・ 新型航空機の開発や各種科学技術の向上をおこない、自軍の兵力を強化します。
『生産』・・・ 【加工物資】を使って艦船・航空機の生産をおこない、自軍の兵量を増強します。
『育成』・・・ 練度4の航空機搭乗員を教官に転換し、新たに搭乗員を輩出します。
『配置』・・・ 本土(本国)で戦闘部隊・整備部隊・設営部隊を新たに配置します。特定の物資を用意する以外は、プレイヤーが指示する必要はありません。
『加工』・・・ 各根拠地で採取した原油・鉄鉱石などの【資源物資】を工場で加工して、ガソリン・重油・鉄などの【加工物資】を生産します。
『輸送』・・・ 物資・部隊などの輸送をおこないます。輸送には陸上輸送(短期)・定期陸上輸送・海上輸送(定期)があります。
『整備』・・・ 根拠地の修理・拡張、航空機の整備をおこないます。特定の物資を用意する以外は、プレイヤーが指示する必要はありません。
【ふ】 ・・・多いですね。
【て】 まぁ『戦術』をシミュレートするには、コレ位はどうしても必要っス。ただ、ルール設定で、『育成』『配置』『加工』は省けるっスし、合わせて『進軍』『輸送』も一部省略する事ができまるっス。あと、シナリオによっては『開発』は必要なく『生産』もあまり行なわなくてもいいっスよ。
【ふ】 という事は、必ずおこなうのは『編成』『整備』と『進軍』『生産』『輸送』の一部ですね。
【て】 そうっス。ただ、各指示は密接に関係しあってるっスから、プレイ中分けて考える必要はないっスよ。この分け方はあくまで説明用に便宜上使用しているだけっスから。
【ふ】 了解です。
【て】 この中でも『編成』『進軍』『太平洋の嵐5』で最も変わった部分っス。だから少し詳しく説明するっスね。
【ふ】 では『編成』から。
『編成』

編成画面
【て】 『編成』は艦船(潜水艦)・航空機・戦闘部隊毎におこなうっス。おわり。
【ふ】 ちゃ・ん・と・説・明・し・て・ね。(冷怒)
【て】 は、はいっス。(怖ッ)えーと、航空機・戦闘部隊は1フェイズ毎に解散するっスから、任務を指示する際に編成する必要があるっス。任務は、航空機は【移動】【爆撃】【偵察】【索敵】、戦闘部隊は敵の根拠地の【攻略】があるっス。ここは『進軍』で説明するっスよ。
【ふ】 艦船は?
【て】 艦船は1回編成すれば、解散するか敵に全艦撃沈されるまでなくならいっス。なお、ゲーム中は【艦隊】と表記されっスよ。
【ふ】 なるほど、艦船は任務が1フェイズで終わらないから、勝手に解散されると困りますもんね。
【て】 それと水上艦船の方は、艦隊内で更に分ける事ができるっス。これが『隊編成システム』って言われるモノっスよ。
【ふ】 『太平洋の嵐5』で追加されたシステムですね。
【て】 『隊編成システム』は艦隊をさらに【戦隊】【支援隊】【航空戦隊】【輸送隊】【補給隊】で分割するっス。戦闘時にはここで分けた隊毎に命令を出してやるっスよ。
【ふ】 戦闘時の指示分けだけですか?
【て】 それだとつまんないっスから、各隊は下記のような部隊別ボーナスを持たせてあるっス。
戦隊・・・・・ 攻撃:x2  防御:x0.5
支援隊・・・・ 攻撃:x1  防御:x1.2
航空戦隊・・・ 攻撃:x1  防御:x1.5
補給隊・・・・ 攻撃:x0.5 防御:x1
輸送隊・・・・ 攻撃:x0.5 防御:x1
【ふ】 結構幅ありますね。
【て】 数値だけみれば確かにそう見えるっスけど、他にもいろんな要因が計算に入るので、戦闘時には極端な差は出ないっスよ。でも【戦隊】は確かに強いっスね。
【ふ】 というか【支援隊】【航空戦隊】に戦艦を入れてやるとバランス的に強いんじゃないですか?
【て】 そこで隊編成には下記のような制限をかけているっス。
戦隊・・・・・ 戦艦・重巡洋艦・軽巡洋艦
支援隊・・・・ 航空戦艦・航空巡洋艦・重巡洋艦・軽巡洋艦・駆逐艦
航空戦隊・・・ 空母・軽空母・装甲空母・護衛空母・航空戦艦・航空巡洋艦・軽巡洋艦・駆逐艦・海防艦
補給隊・・・・ 全て
輸送隊・・・・ 全て
【ふ】 なるほど。【輸送隊】【補給隊】はマルチな分、攻撃・防御が低いっスね。でも戦艦が【輸送隊】【補給隊】にいたら少し変ですよねw
【て】 そうでもないっスよ。輸送船団の護衛任務についた戦艦や空母もいるっスから。
【ふ】 そうなんですか?
【て】 そうなんですっス。
【ふ】 敵と正面から撃ち合うのが仕事かと思ってましたが、地味な仕事もしてるんですね。
【て】 輸送船団の護衛は非常に重要な任務っス。馬鹿にしちゃダメっスよ。それにその手の任務が主流だったのは太平洋戦争より少し前のことっス。当時は護衛や支援の方が主流だったハズっスよ。ま、日本のお偉いさんは、そこんとこあまり解ってくれなかったみたいっスけど。
【ふ】 旗色の悪い陣営はそんなもんですよ。しかし、それでも強力な攻撃力を持っている戦艦を【輸送隊】あたりに入れるメリットはない気もしますけど。
【て】 まぁね。でも1つの隊に、できるだけ多くの艦船を編入しておけば、攻撃・防御の面で優位になるようになってるっスから、比較的弱い商船系の艦船を守りたい場合はいいっスよ。輸送船を沈められると敵根拠地に上陸できなくなるっスからw
【ふ】 あれ痛いんですよねぇ。また上陸用の艦隊を編成しないといけないですから。移動にも時間がかかるし。
【て】 戦略をしくじった場合の良い例っスねw
【ふ】 悪かったですね。
【て】 今回、横でふるパンのプレイを見てると面白かったスよ。何を思ったか、いきなりウラジオストークを攻めて、逆に牡丹江や新京奪われてたっスしw
【ふ】 あれは、ソビエト軍の動きを見てただけです!
【て】 普通やんねぇっスよ。けけけけけけ(大笑)
【ふ】 ・・・・(怒)
【て】 けけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ(大笑)
【ふ】 いつまでも変な笑い方で笑ってんじゃねぇ!!(ドス!)
【て】 ぐほぉ!
【ふ】 つまんない話してないで続き!
【て】 ・・・恥かいたからって殴ることないっスのに・・・
【ふ】 なんか言った!
【て】 なーんも言ってないっス。では続き、これは潜水艦もそうなんっスけど、艦隊には【旗艦】を設定するっス。旗艦は艦隊内の船ならどれを指定しても自由っスが、ちゃんと考えて選択した方がいいっス。
【ふ】 旗艦って何かメリットあるんですか?
【て】 攻撃力・防御力がアップするっスし、旗艦がいる隊もやられにくくなるっスよ。
【ふ】 それはいいですね。
【て】 でも敵の攻撃対象になりやすいというデメリットも存在するっスので、一概にお徳とは言えないっス。だから、旗艦に選ぶ艦はよく考えて選んだ方がいいっスよ。
【ふ】 う~ん難しい所ですねぇ。
【て】 自分の感覚で言うと、空母は旗艦にしない方がいいかも知れないっス。
【ふ】
【て】 沈み難いってだけでダメージを受けないワケではないっスから、ダメージにより航空機が着艦できなくなる可能性があるっス。そうなると航空機を海上投棄しないといけないっスから、トータル的に大損害っス。また、同じ隊の空母も損害を受ける可能性も高くなるっスから、空母はオススメできないっスよ。
【ふ】 なるほど確かに。あ!ということは、グローバルなどで初期配置されている南雲艦隊は・・・。
【て】 開戦から主力空母やられて、あら大変・・・て事にならないように、1ターンほど攻撃されないようにしてあるっス。猶予中にパールハーバーにダメージを与えて、とっとと逃げるのが吉っスよw
【ふ】 なんか情けないですね。
【て】 史実でもそうだったっスし、上陸部隊を持ってないっスから長居は無用っスよ。それにモタモタしてると、レキシントンやエンタープライズが率いる艦隊が近づいてくるので非常に危険っス。
【ふ】 え、どこから来るんですか?
【て】 秘密っス。まぁ史実を知ってる人は、だいたい解るんじゃないっスかねぇ?
【ふ】 この時期に主力空母4隻を失うとつらいので、本当気をつけた方がいいですよ。
【て】 史実でもミッドウェー海戦でこの4隻が沈んでしまった事で、日本海軍はボロボロになっちゃったっスからね。
『進軍』
【て】 では次に『進軍』っス。『進軍』『編成』した部隊を使って根拠地や艦隊に攻撃をおこなうっス。ここで言う攻撃(任務)には種類により色々あるっス。

迎撃

爆撃
▽航空部隊▽
移動・・・・ 別の自陣営根拠地に移動します。輸送機は搭乗員を複数乗せて移動する事ができます。
爆撃・・・・ 敵の根拠地や艦隊を爆撃します。対象の根拠地・艦隊がある場合は、『迎撃』が発生します。
偵察・・・・ 敵の根拠地や艦隊の情報集をおこないます。ルール設定により、偵察の有無や得られる情報が変更できます。
索敵・・・・ 根拠地・艦隊から指定の方向に対して索敵をおこないます。敵潜水艦を発見した場合は『爆撃』をおこないます。ルール設定により、索敵の有無が変更できます。
迎撃・・・・ 敵航空機が接近してきた場合は、現在駐機(搭載)している航空機で部隊を編成して攻撃をおこないます。

迎撃(戦闘)

爆撃(戦闘)
【て】 航空機はこんな感じっス。
【ふ】 なお、航空機は艦隊(艦上機がいる場合のみ)と根拠地(飛行場能力がある場合のみ)から発進できます。
【て】 ここで注意してほしいのが『爆撃』『迎撃』っス。『爆撃』は本来は爆撃機だけでもおこなえるっスが、『迎撃』が発生すると戦闘機が飛んできて、せっかくの爆撃機も爆撃前に撃ち落されてしまうっス。
【ふ】 『迎撃』で飛んでくる航空機って強いですもんね。
【て】 『迎撃』は迎撃する方が少し強くしてあるっスからね。でも簡単には重爆撃機なんかは落とせないっスよ。

富嶽
【ふ】 B-29とか富嶽とか飛んでくると大変です。
【て】 話を戻すっスが、『迎撃』で飛んでくる戦闘機に対処するなら、やっぱり戦闘機が一番っス。
【ふ】 でも、爆撃機なんかも攻撃してるみたいですけど。
【て】 あれは射程が短いっスし、攻撃力・命中力も殆どが戦闘機に劣るっス。あくまで防御用と考えた方がいいっスよ。
【ふ】 射程ですか。
【て】 そうっス。まぁ難しく考える必要はないっスよ。これは戦闘時全てに言えることっスが、戦闘ターン中(航空機は最大3)に如何に敵と距離をとるかで戦闘結果が変わるっス。敵の近くによれば攻撃が当てやすく、また当たりやすくなるっス。離れればその逆っスね。『太平洋の嵐5』での射程はそんな感じで覚えていれば、間違いないっスよ。
【ふ】 つまり、爆撃機の射程が短いというのは、戦闘機と爆撃機の場合は、戦闘機が当てられるような距離でも、爆撃機では当て難いという事ですか?
【て】 そうっス。ただ爆撃機にも優位な部分もあるっスよ。
【ふ】


爆撃機の攻撃範囲イメージ
【て】 実は戦闘機は前方方向にしか攻撃できないっスが、爆撃機は360度に攻撃範囲を持ってるっス。だから戦闘機に後に回られても、一方的に攻撃されることはないっス。逆に戦闘機は後に回られると抵抗できなくなるっス。


戦闘機の攻撃範囲イメージ
【ふ】 爆撃は旋回機銃などをもってるからですね。大型機あたりは攻撃力もそれなりにあるから、死角がないのは辛いかも。
【て】 そうっスね。ただ、大型機は真直ぐにしか飛べないんで、そのあたり不利っスよ。
【ふ】 直進しかできないんですか?それは物凄く不利じゃないですか?
【て】 戦闘機が護衛についてればそうでもないっスよ。それにB-29や富嶽などの一部の重爆撃機は高空を飛ぶっスから、【制空能力】がないと撃墜は難しいっス。
【ふ】 ちょっと!聞きなれない言葉がでてきてますよ。
【て】 あ~説明してなかったっスね。航空機は【高空】【中空】【低空】の3つの高度を飛行できるっスが、高空は【制空能力】がないと飛行し続けられないっス。ちなみに戦闘は同じ高度か、攻撃対象のいる高度に移動する時にしか発生しないっスよ。
【ふ】 【制空能力】というのは?
【て】 まぁ高空を飛ぶ能力と考えていいっスね。一応、【制空能力】がなくても高空に移動はできるっスが、次のターン中空に移動することしかできなくなるっス。高空高度を維持できないってワケっスよ。
【ふ】 つまりB-29や富嶽が撃墜しにくいのは、【制空能力】がないと高空への攻撃がしにくいからって事ですね。

烈風改
【て】 あと【制空能力】を持つ戦闘機が少ないって事もあるっスよ。日本は特にそうっスね。
【ふ】 日本は高高度用のエンジンや気圧室の研究が遅れてましたもんね。
【て】 出てくるのも可也後半になるっスから、比較的出てくるのが早いB-29には手を焼くと思うっス。
【ふ】 こうなると爆撃機、特に大型機は強そうに感じますね。『迎撃』である程度落とせないと、その分根拠地や艦隊の被害大きくなるので辛いなぁ。
【て】 まぁそうかもっスね。でも、根拠地・艦隊に攻撃する際も反撃を受けるっスし、やっぱり受ける側の方を若干強くするようにしてあるっスので、そう簡単に大損害はうけないっスよ。
【ふ】 でも、次のフェイズも飛んでくるんですよね。
【て】 そりゃそうっス。でも頭数を減らせば、その分次の『迎撃』が楽になるっス。それに戦闘において数は力っスから、長い目で見れば結果的に勝った事にもなるっス。
【ふ】 戦術的に負けても戦略的に勝てばいいって事ですね。
【て】 そういうことっス。

艦隊戦

砲撃
▽艦隊▽
移動・・・・ 海域を指定した座標・根拠地まで移動できます。陸地は移動できません。
艦隊戦・・・ 同じ座標にいる艦隊と戦闘をおこないます。同じ艦隊とは1ターン中に1回だけ交戦できます。
砲撃・・・・ 根拠地に対し砲撃をおこないます。砲撃では根拠地からの反撃は発生しません。
上陸・・・・ 輸送船に乗せている陸上部隊を根拠地に上陸させます。

艦隊戦(戦闘)

砲撃(戦闘)
【て】 艦隊(潜水艦艦隊も含む)はこんな感じっス。
【ふ】 航空機に比べたらシンプルですね。
【て】 でも、艦隊は『太平洋の嵐』では重要な部隊っス。これが有ると無いとでは戦略に大きな差が発生するっス。
【ふ】 そうですね。艦隊がいないと諸島にある根拠地にを占領できませんもんね。
【て】 それだけじゃないっス。飛行機の航続距離の足りない場合は、空母(艦上機のみ)を使って近くまで持っていけばいいっス。また【索敵】も空母からおこなえるっスので、周辺海域の哨戒をするのには非常に便利っス。
【ふ】 言ってしまえば動く根拠地ですね。
【て】 そう!まさに動く・・・
【ふ】 はい、ストップ!(バクッ!)
【て】 あいた!・・・殴るなら、せめて全部言ってからにして欲しいっス。
【ふ】 言っちゃったら遅いでしょ。
【て】 今度は青いのかと・・・・。
【ふ】 だーかーら!
【て】 えーと、続きっスねw戦闘時には『編成』でも言ったっスが、艦隊は隊編成で編成した隊毎に指示を出せるっス。
【ふ】 艦隊も距離で当たりやすいんですか?
【て】 そうっス。だだ艦隊の場合は高度が無いっスので、必ず攻撃の対象になるっス。だから戦闘領域から離脱して逃げるか、【全速前進】コマンドを選択して敵の攻撃を避けるしかないっス。ちなみに【全速前進】は、その隊からの攻撃が発生しないっスから、当然敵にはダメージを与えられないっスよ。
【ふ】 対航空戦もそうなんですか?
【て】 航空機戦の場合は【弾幕を張れ】【全速回避】のコマンドしかなくって、前者が攻撃重視で後者が回避重視になっているっス。どっちが良いかは、敵味方の戦力を考えて判断するっス。
【ふ】 ちょっと考えるところですね。
【て】 あーーーそうだ!言い忘れるところだったっス!
【ふ】 な、なんです?
【て】 潜水艦はこの辺り違うんっスよ。潜水艦は、『編成』時に隊毎に分けないっス(旗艦は設定するっス)が、戦闘時には自動的に幾つかの『集団(能力的には隊と同じっス)分けられるっス。
【ふ】 戦闘時に何か違うんですか?

潜水艦艦隊戦(対航空)
【て】 操作自体は同じっス。ただ、対航空機戦で【全速回避】しか選択できないっス。海の中潜ってるっスから。
【ふ】 そりゃそうですね。攻撃態勢の航空機の目の前に浮上する潜水艦はいないでしょうし。
【て】 前に、そういう潜水艦が出るゲーム作ったっスけどねw
【ふ】

潜水艦艦隊戦(戦闘)
【て】 それはともかく、潜水艦は攻撃力は悪くないっスが非常に脆いっス。敵と交戦する時は、慎重にコマンドを選択した方がいいっスよ。
【ふ】 僕は1回攻撃したら領域外に逃げてます。
【て】 (その前はさんざん撃沈されてたっスけどね。クックックッ!)
【ふ】 また、なんか言った?
【て】 なーーーーーーーーーんも言ってないっス。

陸戦・上陸
▽陸上部隊▽
陸戦・・・・ 敵の根拠地に攻撃をしかけます。その根拠地を守る敵陸上部隊を全滅させると占領し、できない場合は退却します。
上陸・・・・ 輸送船から根拠地に攻撃をしかけます。基本は陸戦と同じです。

陸戦・上陸(戦闘)
【ふ】 ここにも『上陸』がありますけど。
【て】 ここの『上陸』は艦隊の『上陸』と同じっス。両方が関係してるので、両方に記載しただけっス。
【ふ】 陸上部隊は=戦闘部隊でいいんですよね。
【て】 そうっスよ。ただ、戦闘部隊を陸上部隊として出撃させるには【加工物資】である【弾薬】が必要っス。
【ふ】 弾がないと攻撃できないですもんね。by日本兵。
【て】 弾だけ持たされても攻撃できないっスけどね。byソビエト兵。
【ふ】 どっちも、ろくなもんじゃないですね・・・。
【て】 wちなみに、『太平洋の嵐5』は退却は【転進せよ】のコマンドを使って、プレイヤーが任意でおこなうっス。だから、戦闘は【弾薬】を消費しておこなうっスけど、【弾薬】が尽きても戦場に残る事ができるっス。
【ふ】 残って意味あるんですか?
【て】 ないっスよ。だから【弾薬】の残数を見て無くなるか、場合よっては無くなる前に戦闘領域から撤退するのも手っスよ。

残弾数
【ふ】 ちょっと難しいですね。
【て】 面倒な人は【敵を殲滅せよ】というコマンドがあるっス。それを使うといいっスね。これだと、敵を全滅させるか、自軍が全滅するか、【弾薬】が尽きるかまで自動で戦闘をおこなうっスから。
【ふ】 便利ですけど少し怖いですね。
【て】 まぁ敵の戦力を見て勝てる自信がない場合は、あまり使わない方がいいっス。というか、そのまま退却するのもやり方っス。
【ふ】 無駄な戦闘は被害を多くするだけで、戦略的に利口とはいえないですからね。
【て】 (無駄な被害を出しまくってた奴のセリフじゃないっスけどね。クーックックッ!)
【ふ】 今、絶対なにか言ったでしょ?
【て】 なーーーーーーーーーんも言ってないっスよーーー。
【ふ】 ・・・・・(怒)
『進軍』
【て】 主な『進軍』の説明は以上っス。代表的なコマンドや基本ルールだけ説明したっスが、ゲーム中には他にも色々なコマンドやルールがあるっス。
【ふ】 コマンドについてはコマンド名自体が、その行動を表しているのでわかると思います。
【て】 まぁね。それと説明が足りなかったの補足っス。各戦闘は下記の戦闘ターンで発生するっス。
爆撃・・・・ 1ターン
迎撃・・・・ 3ターン
艦隊戦・・・ 5ターン
砲撃・・・・ 1ターン
陸戦・・・・ ターン制限なし
上陸・・・・ ターン制限なし
【て】 こんな感じっス。
【ふ】 長いような短いような。
【て】 丁度いいと言って欲しいっスね。
【ふ】 他は何か言っておくことありますか?
【て】 うーん・・・・では一つだけ。戦闘はコマンドを変更してやらなくても、【戦闘開始】ボタンを押せば勝手におこなわれるっス。でも、コマンドで色々指示してやった方が、いい戦闘結果が出やすいっスので、小まめにコマンド選択した方がいいっス。
【ふ】 悪い結果が出る場合もありますが、それはそれです。w
【て】 そりゃ、ふるパンの事っス。まったく、戦略も戦術もダメダメっスね。クーックックッ!
【ふ】 ・・・・声出てますよ。(怒)
【て】 はっ!ショ、ショックだ!誰かが僕を落としいれようと・・・。
【ふ】 ・・・・・・・(ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!)
【て】 あぁぁぁぁ、また無言で蹴るっスゥゥゥゥ。

おわり

【て】 あいたたたぁ。ふー参ったっス。
【ふ】 ・・・・つまんない事いってるからですよ。反省しなさい。
【て】 へーい。したっス。
【ふ】 ・・・・もう、いいや。てじぃさんの相手、何か疲れたし・・・。
【て】 そんな事は言わないでっス。自分はふるパンのこと結構好きっスよ。
【ふ】 僕はそうでもないです。
【て】 うっわぁ投げやりっスね。
【ふ】 とにかく締めて下さい。
【て】 へーい。えー今回はこれで終わりっス。
【ふ】 ・・・・。
【て】 ・・・・!次はあるんですか?(裏声)
【ふ】 ・・・・。
【て】 次はやりますせん。
【ふ】 ・・・・。
【て】 どっちですか!(裏声)
【ふ】 何やってやがる!(ゲシ!)
【て】 あいたぁ!・・だって一人じゃ寂しいっスもん。
【ふ】 あぁぁぁ解りました!相手しますから。
【て】 では、今回は少し難しい割りに、説明不足かもしれないっス。だから、要望があればまたゲームの解説をするっス。
【ふ】 攻略は?
【て】 それはそれで別にやるっス。あくまでゲーム解説の話っス。ていうか攻略はふるパンの担当っスよ。
【ふ】 あ、そうでした。w
【て】 人のことばかり言ってないで、自分もちゃんとやるっスよ。
【ふ】 はい。
【て】 では皆さん、ゲームの発売までもう少しっス。それまで体験版を使って、じっくり戦略を練って下さいっス。
【ふ】 では、また会いましょう。
【て】 さいならっスー!
【ふ】 今回の最後は普通ですね。
【て】 時間なかったっスから。