アメリカ合衆国
重巡洋艦
ポートランド

【解説】
ノーザンプトンの拡大改良型。船体が大型化し、対空兵装を強化した事で制限基準排水量を超過している。また、当艦は魚雷発射管を当初より装備しておらず、1930年代初頭から米軍が雷撃戦は重要視せずに、兵装としては既に対空防御に重点を置いていた事がわかる。大戦中は太平洋方面で活躍し、1番艦ポートランドは終戦まで生き残っているが、2番艦インディアナポリスは1945年7月29日に潜水艦イ-58の雷撃により沈没している。なお、この時インディアナポリスはテニアン島にリトルボーイ用のウランを運送した直後であったことが有名であり、また大戦時の米巡洋艦最後の沈没艦としても有名である。