大日本帝國
駆逐艦
初春

【解説】
吹雪より小型で武装・速力・航続力は同等という厳しい条件で計画された一等駆逐艦。船体が小型・軽量になったのに対し、武装は殆ど変わらず、艦橋・煙突は高くなった事で、非常にアンバランスで復元性の悪い艦となってしまった。そのため、バルジを設置して安定性を高めるなどし、その後友鶴事件による検査から復元性能改善のための本格的な工事が行われ、主砲単装砲1基、3連装魚雷発射管1基が撤去されている。更にその後、船体強度の補強が行なわれた事で問題点は解消したが、性能が大幅に低下したため、当初12隻建造であったが6隻で終了した。当艦は大戦中に全艦沈没している。