アメリカ合衆国
戦闘機
P-47D

【解説】
当時としては異例な程の大型戦闘機。エンジンを主体に設計したため開発が難航したものの、試行錯誤の末に完成する事ができた。当機は高度8000m付近で690km/h前後の速度を出す事ができる反面、運動性が低い事から制空能力が殆どなく、一撃離脱の戦法でしか使用する事ができなかった。しかし、その分の不利は数で補っており、当機の生産数は戦時中最大となっている。また、比較的航続距離の短い当機であるが、後期は巨大増層が搭載可能となり、それにより航続距離を伸ばしたタイプは爆撃機の護衛や戦闘攻撃として活躍している。現場では「ジャガーノート」と呼ばれ、信頼されていた。主要生産型。シリーズ中最多の生産機数を誇る型式である。後期型はバブルキャノピーを装備した。航続距離の短さにより太平洋戦域では行動が制限された。R-2800-21WかR-2800-59Wエンジンを搭載。