アメリカ合衆国
重巡洋艦
バルチモア

【解説】
条約が明けた後に建造された最初の重巡洋艦。船体を大きくする事で、ウィチタの問題点であった復元性能の低さを改善、両用砲・対空機関砲も増強され、また、艦橋を大型化したことで司令部設備も充実している。計画では1940年に8隻、1942年に16隻建造する予定であったが、1942年の内8隻分はオレンゴン・シティ型に計画変更になり、残りの内2隻がキャンセルとなった。建造開始が遅かった事で終戦前後に竣工した艦が多く、実戦経験艦が少なく戦没した艦は存在していない。1970年代まで使用され続けた当艦は、一部の艦はミサイル巡洋艦に改装されているが、実戦に参加することはなかったようである。