イギリス
水上偵察機
キングフィッシャー

【解説】
米国初のカタパルト発進単葉水上機。偵察・観測・対潜哨戒・捜索等の任務に使用された。空戦能力は考えていないようで、キャノピーの形状上、後方視界が悪く、また単葉機でありながら速度で日本の零式水観(複葉)にも劣り、対空武装も最低限搭載のものしか搭載しておらず貧弱である。発展型が存在するが、エンジン出力が変化しないまま機体重量が増えているため、性能は順次下がっている。なお、水上機である当機は陸上機と兼用であるが、オプション式ではなく、換装にはある程度の工程を必要とする。自動漏り止めタンク、防御装甲採用。R-985-AN-2エンジンを搭載。水上機のみ。英国では米海軍から引き渡された本機は、本来の偵察及び観測任務よりも主にカタパルト射出訓練用機として使用された。