大日本帝國
戦闘機
閃電

【解説】
一七試局地戦闘機。爆撃機を迎撃するため、局地戦闘機(乙戦)として三菱に対して試作指示された機体。高速力を発揮するためと軍の要求であった大口径機関砲を搭載のため、当時の標準であった機体形状から脱却し、推進式という新しいスタイルでの機体設計であった。発動機の冷却問題解消などに時間がかかり、延長軸によるプロペラ駆動やプロペラ後流による水平尾翼の震動など解決できない問題点も多く、開発中の機種削減が提唱されるようになると、「震電」の開発も順調であったことから当機の開発は中止されてしまった。