アメリカ合衆国
重巡洋艦
ウィチタ

【解説】
重巡の保有制限の余裕から建造された条約型重巡洋艦の最終モデル。軽巡ブルックリンの設計流用であるため、米重巡としては初めて艦尾に航空機を搭載している。また、砲塔・舷側・艦橋の装甲強化と、12.7cm両用砲を採用した事により復元性能が悪化、船底に200tのバラストを常備しなければならないという問題が発生している。大戦中ウィチタ(同型艦なし)は、当初、大西洋方面で船団護衛任務に従事し、中期から太平洋方面に異動後様々な海戦に参加、完成度の高い艦ではなかったが終戦まで見事戦い抜いている。