★VIII戦略指南書 其の一.
【作戦】と【行動】について
(2006.06.23)

 ユーザーさんからの頂いた様々な声の中で、「作戦が分からん!」「行動って分かりにくい…」といった声を一番多く頂きました。
 なので、【作戦】と【行動】について、詳しくご説明していきたいと思っています。

1.【作戦】と【行動】って何さ?

 部隊を操るには、【作戦】と【行動】の2つの命令を与えてあげなければいけません。
 この2つの命令を簡単に説明すると…、

部隊に与える大まかな命令。それが、【作戦】です。
『ここら辺りで補給してね。』『敵が来ても攻撃しなくていいよ。』といった感じです。

部隊に与える細かな命令。それが、【行動】です。
『この都市を占領してね。』『この戦車を攻撃してね。』といった感じです。

 という事です。どうです?簡単でしょ?
 でも、まだサワリしかお話ししていないんで、「これだけじゃ分からん!」という方が多いかと思います。
 次から【作戦】と【行動】を詳しく説明しますんで、そちらをどうぞー。

2.【作戦】から与えられた【行動】と、プレイヤーが指示した【行動】の優先関係

 (1.【作戦】と【行動】って何さ?)で、【行動】について話しましたが、この【行動】を部隊に与えるには、2つの手段があります。
 それは、「設定した【作戦】に基づいて、COM(コンピュータ)が判断し、弾き出した【行動】」と、「プレイヤーが独自の判断で直接与えた【行動】」の2つです。

 まず、一つ目の「設定した【作戦】に基づいて、COM(コンピュータ)が判断し、弾き出した【行動】」は、【作戦】でプレイヤーが与えた大まかな方針を基にして、COM(コンピュータ)が現在の戦況などを含めた総合的な判断で複数の命令を組み立て、組み立てられた命令に沿って部隊が動きます。
 次に、二つ目の「プレイヤーが独自の判断で直接与えた【行動】」は、プレイヤーが現在の状況を分析して独自の判断で命令を与えて部隊を動かすことです。
 ただし、一つ目で説明した「COM(コンピュータ)が判断し、弾き出した【行動】」と違って、プレイヤーが直接行動命令を与えた場合だと、与えた命令が終了したら再度命令設定しないと、部隊は待機状態のまま(要はボーっと突っ立って何もしない)となってしまいますので、注意が必要です。

 この「【行動】を与えるための2つの手段」には優先関係があり、「COM(コンピュータ)が弾き出した【行動】」と「プレイヤーが直接与えた【行動】」とでは、「プレイヤーが直接与えた【行動】」の方が優先度は上になります。
 また、作戦が設定されている状態でプレイヤーが行動命令を設定した場合、行動命令が終了すると設定されていた作戦を基に、COM(コンピュータ)が判断し【行動】の再構築を行います。

 しかし、一つ注意しなければいけない点は、部隊の燃料が60%未満になると、強制的に補給行動に切り替えられる事です。
 これは、実際の戦場でも必ず本隊へ帰還するのが義務付けられていますので、VIIIでもこのような補給帰還が発生する形となっています。(燃料切らしてでもいいから死ぬ気で行ってこい!帰ってくんなよ!…なんて事はないと思います)

 と言う事で、【作戦】・【行動】について詳しくご説明しましたが、いかがだったでしょうか?
 この解説を見て「ふーん。そうなんだー」と、大分理解して頂けたのではと思います。

3.【作戦】と【行動】のコマンド一覧と内容

 【作戦】や【行動】のコマンドと内容をまとめてみました。ぜひプレイに役立てていただければと思います。

行動 内 容
移動 部隊に移動を行わせます。
変形 部隊に変形を行わせます。
(※変形可能兵器のみが実行可能なコマンド)
攻撃 任意の敵部隊に対する攻撃を行わせます。
射撃 任意の敵部隊に対する射撃を行わせます。
占領 任意の建物に対する占領を行わせます。
(※特殊能力「占領」が必要なコマンド)
補給 任意の部隊に、燃料・弾薬・耐久度の補給・修理を行わせます。
搭乗 任意の輸送可能部隊に搭乗を行わせます。
空挺 輸送機・輸送ヘリから空挺降下を行わせます。(※空挺可能兵器を載せた輸送機・輸送ヘリのみが実行可能なコマンド)
中止 実行中の行動を中止させます。

作戦 内 容
遊撃 作戦範囲(作戦半径)内に侵入してきた敵部隊に近づき、攻撃・射撃します。攻撃後、中心地点(作戦対象ポイント)に戻らず、そのまま作戦を継続します。
迎撃 作戦範囲(作戦半径)内に侵入してきた敵部隊に対して近づき、攻撃・射撃します。攻撃後、中心地点(作戦対象ポイント)に必ず戻ります。
防衛 作戦範囲(作戦半径)内に侵入してきた敵部隊に対して攻撃・射撃します。しかし、中心地点(作戦対象ポイント)から移動は行いません。
索敵 作戦範囲内をランダムで移動し、索敵を行います。
護衛 護衛部隊に追従し、接近する敵部隊を攻撃します。
輸送 輸送地点と帰還地点の2点間を行き来し、輸送を行います。(到着すると、搭載中の部隊を降ろします。)
警戒 作戦範囲(作戦半径)の中心地点(作戦対象ポイント)で待機を行い、敵部隊と遭遇した場合は、敵部隊と反対方向へ移動します。
占領 作戦範囲(作戦半径)内の占領可能な建物を占領します。
追跡 目標部隊を追跡します。
補給 作戦範囲(作戦半径)内で他の部隊に対して補給行動を行います。
解除 指示した作戦を解除します。
(今まで設定されていた行動も解除されます)
自動 自動で作戦を切り替えます。

4.Q&Aコーナー

ユーザーさんから問い合わせがあった内容をQ&A形式で、お答えしていきます。

Q1.「攻撃」と「射撃」の違いって何ですか?

 【攻撃】は「直接攻撃」、【射撃】は「間接攻撃」の意味合いとなってます。
 つまり、射程が2以上の場合が「間接攻撃」…すなわち【射撃】となります。武器の射程内に入ると攻撃しますよ。

Q2.「空挺」ってどうやればいいんですか?

行動【空挺】で行う場合↓

  1. あらかじめ、輸送可能兵器(親機)に、部隊(子機)を【搭乗】させます。
  2. 輸送可能兵器(親機)にて、空挺を行う対象ポイントを設定し、行動【空挺】を決定します。
  3. 対象ポイントに到着すると、空挺降下を行います。

地上に部隊が居た場合、行動がキャンセルされ、輸送可能兵器は旋回状態になります。


作戦【輸送】で行う場合↓
  1. あらかじめ、輸送可能兵器(親機)に、部隊(子機)を【搭乗】させておきます。
  2. 親機である輸送可能兵器に作戦指示【輸送】を設定し、輸送先ポイント、帰還先ポイントを決定します。
  3. 輸送可能兵器(親機)に、搭乗している部隊が空挺可能兵器だった場合、親機の行動に【空挺】が選択され、空挺降下を実行します。

 【空挺】はちょっと使い辛いかもしれませんが、慣れれば簡単で使いやすいと思います。
 地上で目的地まで移動するよりかは、輸送機で運んであげると短時間で済みますし、空の場合は邪魔者がいないので、効率よく進めることが出来ると思います。

 そして、敵陣営の首都に敵部隊が居ない場合に1発決まれば効果的です。
 あとは、その首都に近寄っている(きた)部隊を他の兵器でガンガン倒せば、サクッと勝利できます。なんだか電撃戦みたいですね。


Q3.作戦「遊撃」を設定していても動かない部隊がいるんだけど?

 作戦範囲(作戦半径)内に敵が侵入してきたら追いかけて攻撃を行うのが作戦【遊撃】の概要です。
 この【遊撃】は作戦の【迎撃】と基本的な内容は同じなのですが、唯一違うのが『作戦対象のポイントに戻る』『作戦対象のポイントに戻らない』かという点です。
 『対象ポイントに戻る』のが【迎撃】で、『対象ポイントに戻らない』のが【遊撃】です。

 【遊撃】は移動しながら攻撃するので、作戦対象ポイントは作戦を行う上での起点とだけ覚えて頂ければいいかと思います。また、作戦半径は設定出来ませんが、仕様上「8ブロック」に設定されています。

 通常、【遊撃】と聞くと、全体の範囲の中を自由に動き回って、敵を見つけたら攻撃というイメージが取れますが、VIIIではちょっと変わった仕様となっています。
 【敵が範囲内に入ってきたら攻撃しに行くので、それ以外は止まっている事が多いかと思いますが、バグではない(藤本談)】…との事です。

Q4.作戦「輸送」が難しいんだけど、どうやって使ったらいいの?

 まず、作戦【輸送】の操作の流れとして、輸送先ポイント(輸送先場所)を選択した後は、帰還先ポイント(帰還先場所)を選択し、作戦を決定します。
 その後、部隊は設定したポイントの2点間を行き来し、輸送作戦を実行しますが、輸送中に輸送先・帰還先のポイントが何らかの理由で埋まっている場合(港で艦船が補給中の時など)、作戦半径を1以上に設定していれば、有効範囲内で輸送出来る場所を探します。




①・・・ 降ろす場所を港にしてみました。
②・・・ 搭乗部隊が船に向かっています。
③・・・ 乗ったのを確認して、発進~。

Q5.変形後の兵器は、そのまま補給を受ける事は可能なんですか?

 結論から言うと、変形中の状態での補給は出来ます。ただし、現在部隊がいるブロックにて補給可能(建物or部隊)だった場合のみです。「補給出来ない」と部隊が判断すると必ず変形して(移動形態に戻って)補給するという形になります。

Q6.攻撃指示したけど、攻撃しねぇぞ!

 攻撃指示を設定すると部隊が攻撃を行いますが、唯一攻撃を行えないのが、装填カウント中の時です。
 ツールパレットの「部隊表」では、W(ウエポンナンバー)が緑から黒に変わり、攻撃出来ない事を示しています。(※画像1の赤い部分)
 この装填カウントは、攻撃を行った後に発生しますが、武器によってカウントは違います。
 装填カウント数は兵器詳細情報画面で確認できます。(※画像2の赤い部分)


画像1

画像2


小柳の戯言 Part.2

 はい、小柳の戯言コーナーです。パート2になります。(某プレイバックPart2みたい
 このコーナーは、いつも監視されている藤本が居ないので私一人でがんばっていきます。(好きな事書き放題です。ヒャホーイ!!!
 今回、部隊の【作戦】・【行動】に焦点を当てて、ご説明しました。
 また、ユーザーさんから頂いた質問などにもお答えしましたが、お分かりいただけたでしょうか?
 次の2回目は【占領カウント】についてお話ししていこうかなと思っています。

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【W杯】ノコト
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 弊社コラムでも話にあがってますが、今W杯がアツイですね!
 日本はオーストラリアに負けて、クロアチアにドロー、昨日のブラジルも負けてしまい、日本は一次リーグ敗退という結果になってしましました。残念でなりません。
 (毎回試合後は悔しくて、朝までヤケ酒飲みながら、ウイニングイレブン10【マスターリーグ・ディヴィジョン1】と、【ニッポンチャレンジ-Go for 2006-】をやってました。)
 というか、ゲームでもリアルでも、個人的には松井大輔選手が代表に入ってないのが残念!無念です!
 あと、4-4-2の布陣にした場合、左DFに中田浩二選手を固定にして欲しかったし、個人的には遠藤 保仁選手が入った試合を見たかった…。(ヤット…(´・ω・`)カワイソス

 今回のドイツ大会のMVPは川口能活選手だったと思います。川口選手の神セーブ最高でした!惚れます!
 また、ブラジル戦で中田英寿選手が最後まで走っている姿に感動しましたし、魂を感じました。
 これが最後の大会になると思い、全てはチームのためを思いやってきた、今大会。
 試合後、泣いていた姿を見て、気持ちがすごい分かりました。お願いだから引退しないで欲しいと思います。

 何はともあれ、選手の皆さんお疲れ様でした。また、海外・国内で頑張っている姿が見たいです。
 個人的希望では、2010年の南アフリカ大会はFWに、平山・田中(達)・ハーフナー選手。MFに長谷部・松井・阿部選手。DFに闘莉王選手を連れてって欲しいと思います…。
 まぁ、気長に待ちながら、決勝Tを堪能します。アルゼンチン×メキシコ戦、ポルトガル×オランダ戦が楽しみです。

 あ、そうそう先月ですが、私の母校でもある「総合学園ヒューマンアカデミー福岡校」でセミナーが開催されたので、講師として行ってきました。(卒業生セミナーという名目です。)
 在校生を始め、高校生など若い子がいっぱいで、色んなことを話してきました。
 将来、情熱を持った(某社では小宇宙(コスモ)と指します)いいゲームクリエイターに育ってくれる事を期待します!俺も頑張らなきゃ…。

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続きは次回の講釈で!!

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