J国K国激突!

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×月×日、統一K国軍は突如としてJ国を奇襲、J国海側各地に上陸を開始した。K国は200X年、体制崩壊したNK国を併合、両国民の所得・政治思想の格差が大きかったため、D国のような完全統一ではなく、1国2制度のもと、統合を果たしていた。旧国境もそのまま維持され、旧NK国民の旧K国への自由な移動も制限されていた。だが、旧NK国の建て直しのためには多額の投資を必要とし、それが統一K国経済の重荷にもなっていたのも事実である。旧K国民は、復興のための大増税の洗礼を受け、さらには多くの企業が、労賃の安い旧NK国領に工場を次々と移転したために失業率も急激に悪化していた。他方、旧NK国民にしても、統一後に即座に、K国民と同じ生活ができるとの期待が裏切られ、南北の社会全体に不満が高まり政情不安となっていた。これら国内的な不平・不満を国外にそらすために戦争を起こすことは、歴史上多々繰り返されてきたことである。が、双方と同盟関係にあったA国は、統一K国軍が突然J国に対して牙を剥いたことについて大いに困惑している。A国政府は苦しい対応を迫られそうだが、A国政府筋はJ国の防衛隊が比較的容易に統一K国軍の上陸を許したのは、戦時法が制定されておらず、J国政府内で防衛出動の発令を巡って意見が対立したためとみているようだ。後手にはなったが、J国の国会は急遽現行憲法を一時停止し、防衛庁設置法と防衛隊法の改正を行なっている。

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