FL紛争

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第二次世界大戦後、AZ国とB国の間でFL諸島の帰属を巡って対話が続けられてきた。だが19XX年に鉄の女との異名でタカ派として知られるH党のS女史がB国首相に就任して以来、B国は強硬論へと転ずる。AZ国では19XX年に起きたクーデターで軍事政権が樹立され、その5年後にAZ国の大統領に就任した陸軍司令官は、長い経済の不振など疲弊した国内情勢を打破するための起爆剤として、軍事力による諸島の奪回を目論んだ。大統領就任翌年の3月より恣意的行動を行ってきたAZ国は4月2日、ついに兵士数千人をSTへ上陸させ、B国の守備隊79名と交戦。B国軍守備隊は善戦するがやがて降伏、ほぼ同時に南J島にもAZ国軍が上陸し、これらの領有を宣言する。ふいを突かれた形となったB国ではあるが、鉄の女・S首相は直ちにAZ国との対決を決断し、国連やA国の同意を取りつけて派遣部隊の編成に取りかかった。新鋭のVTOL空母、軽空母と原子力潜水艦4隻などB国海軍のほぼ半分にも相当する大艦隊が編成され4月5日から順次出航し、大西洋の孤島AS島を足掛かりとしてFL諸島を目指した。そして20日には、B国艦隊はFL諸島の近くにまで到達、本格的な上陸作戦への準備を進めているようだ。戦場となるFL諸島は南A大陸最南端H岬の北東約770キロにあり二つの本島と二百余りの小島からなる。南極に近い寒冷地のため、ほとんど樹木のない不毛の地であり、B国からの移住者がおよそ1,800人ほど居住して牧羊業および漁業を営んでいる。周囲は良好なタラ、イカの漁場であり、漁業権などをめぐって各国が領有を主張してきた島で、第二次世界大戦後はB国とAZ国の間で帰属を話し合っていた。スペイン語圏ではMB諸島と呼ぶ。また別名をペンギンの楽園ともいう。南J島はFL諸島の東約1600キロにある島で、20世紀に入ってから捕鯨基地が作られた。

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