大R国復活への野望

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 資源大国として驚異的な国力回復を見せたR国は、失われた覇権・影響力を取り戻すべく、かつてのS国構成国に対して、様々な干渉を見せ始めていた。

 とくに中央アジアのGR国では、GR国からの分離独立を目指す南OS自治州とABH自治共和国に対する支援を強化し続けていた。

 そしてついにPK五輪開催も間近い2008年8月8日、R国軍が南OS自治州と接するGR国領内への砲撃を開始し、これに反撃する親A国・親E諸国派のGR国政府との間で大規模な武力衝突が発生したのだった。

 戦火はABH自治共和国にも派生し、ここではCO渓谷を実効支配していたGR国軍が支配地域を失った。

 この紛争は、EA諸国の反発によって、R国軍が一時的に侵攻していたGR国領から自治州内・自治共和国内に撤退する形で収束したものの、その後、両地域の独立を一方的に承認するという強硬的な態度を示し、事態はますます悪化の一途をたどることになったのである。

 その後もGR国領に対してのR国軍による散発的な攻撃が発生。これに対して、GR国政府及びGR国を支持するEA諸国はそもそも両地域はGR国固有の領土に他ならず、ましてその周辺のGR国領にまで攻撃を加えることは容認できないとの声明を発表する。

 そして、両地域とGR国の境界地帯まで軍を派遣し、武力による両地域の奪還も辞さないとの最後通牒をR国に突きつけたのだった。

 さらにEA諸国は、R国からの脅威に対抗するため、NATへの加入を希望していたGR国を、急遽前倒しでNATに加入させるという手段にも出た。これに動じないR国は逆に、世界金融危機後でEA諸国の体力が減衰しきっている時こそが好機ととらえ、電撃的にGR国本土に侵攻し、南OS自治州は言うまでもなく、GR国そのものまでもR国に帰属させようとするのだった。

 こうしてついに、R国軍と、GR国・A国・NATの3者合同軍の全面的衝突に至ったのである。

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