第四回『大乱戦……そして時代の終焉へ』

 前回までのあらすじ――
 未開な銀河宇宙において着実にその力をつけてきたアルファ帝国の前に突如として現れた星系は、"ラグー独立国"が支配する星系であった。アルファ帝国はその勢力の差に一時撤退を余儀なくされたものの、ラグー独立国の艦隊がアルファ帝国を目指していることを知り戦いを決意する。
 戦いは相手の陽動作戦により"第一機動戦隊"を失うものの、スー少佐率いる艦隊による一斉攻撃により辛くも勝利する。この勝利を契機としラグー独立国配下の星系を占領、劣勢を跳ね返したアルファ帝国はラグー独立国との全面戦争を開始した……
 こんにちは。10年振りに発症したインフルエンザで、クシャミをする度に首と背中に激痛が走りました。健康管理はしっかりと! 香澄13です。
 前回、"ラグー帝国"への進攻を決断し戦闘特化艦艇まで準備していたのですが、すいません<(_ _)>もう一つ進攻に必要な艦艇がありました。(この存在を失念しており後ろから突っ込まれました……)
 現在、銀河宇宙は探索を行わない限りどこに何があるのか全く分からない状態です。で、自国の艦隊が通れば見えないところが見えると、以前紹介しました。しかし、現在の特化艦隊では探索範囲が非常に狭く、探索に苦労してしまいます。そこで登場するのが"電測兵装"と呼ばれる兵装です。艦艇を支援する能力を持ったこの兵装の中には、探索の際の探索範囲が拡大するものがあり探索の手助けとなります。

比較(電測兵装無)

比較(電測兵装有)
 急いで"電測兵装"を搭載させた艦艇を設計、"トライウィングΩ"と命名した艦艇を生産ラインに乗せます。とりあえず完成するまでは、初期設定艦"オルテナ1級"に探索行動を任せることにします。  

構想に30秒
 では、改めて打倒"ラグー独立国"のためにヤツらの逃げた先へと向かいます。一応前回の反省という事で、今回は陽動に備えて襲撃されそうな星系に見張りを置き、進攻にはスー少佐を中心とした2艦隊で向かいます。この2艦隊はそれぞれ探索・戦闘艦隊と、占領艦隊に役割が分担されています。
 こうして2艦隊が出発しましたが、案の定見えないところから敵艦隊のお出ましです。まぁ、今回は対策もバッチリなため後方にまかせて2艦隊は前へ前へと向かわせます――と思ったら、意外と近くに星系がありました(^^;)
 

どっしり待ち構えてます
 とりあえず占領艦隊に占領を行わせ、その間にもう一方はせっせと探索活動に勤しみます。と、そこへ3ヶ月に一度の"技術開発画面"で、新たな兵装"多連装ミサイルⅡ""レーザーⅡ""ソリッドガンⅡ"が開発されました。開発された兵装は、従来のものよりも能力が向上しており、より一層強力な艦艇を設計できます。新たな兵装も開発され、占領作戦も無事に終了し、"ヤアニス星系"が我が国の参加となりました。全ての力のベクトルがアルファ帝国に向かっているようです。  

損害も問題ありません

ようこそ我が国のテリトリーへ

パワーアーップ!


 なんて考えてしまったのがまずいのか……  

迫り来るピンチ…どうしよう
 占領したばかりの"ヤアニス星系"に一斉に襲い掛かってきやがりました――どこかの課長よろしく特技に『油断』とでも書こうかしら……
 それはさておき、一応こちらも対応策を用意しており、待機中の上級指揮官2人をすぐに"ヤアニス星系"に向かわせ敵を蹴散ら……す? ってちと多くないですかみなさん?
 

圧倒的じゃないか!

死なばもろとも!!
 な、なんとか撃沈させましたが待っていたのは、まだまだいる敵艦隊でした。まるで、物凄い強敵を2人がかりで倒した後に、同じ敵が100体出てくる気分です。ここは一度補給に戻るしか方法が無く、再度"ヤアニス星系"はラグー独立国の手に渡ってしまいました。さらに追い討ちをかける敵艦隊は、撤退する2艦隊を追いかけます。
 が、これは陽動作戦。逃げる艦隊に気をとられ別方向から近づく精鋭2艦隊に気が付いていません。おまけに陽動に引っかかった敵艦隊の前には、補給を終えた艦隊が待ち構えています。さっきは数に押されましたが、今度は相手が数の前に怯える番です。圧倒的な戦力を見せつけ見事に作戦成功です。

戦略的撤退を要請する

前回のお返しです

圧倒的じゃないか2!
 これで敵にかなりの損害を与えたはず! 敵の態勢が崩れている間に攻め込んで必殺の一撃を!! って、まだそんなに来るのか…どんな生産ライン持ってるんだ一体……そんなアルファ帝国への自転車操業はいらんのです。
 おかげでこの辺一体は数ヶ月に及ぶ大乱戦となりました。そんな中新たな指揮官の"ダッ・チェー少佐"が登場し艦艇数では"ラグー独立国"に劣るものの、指揮官達の巧みな戦術により少しずつ敵艦艇はその数を減らしていきました。

大乱戦

倒し倒され奪い合い

いい加減全滅してくだい…
支配星系も取り込み、開戦から1年余りが経とうとした頃これまでの混迷の時代が終わりを告げ、新たな"国王の世紀"が到来しました……

新人さんいらっしゃ~い

一つの時代が終わりを迎える
今回はここまで。次回は"国王の世紀"の開始から始まります。
★今回のポイント(戦いの始まり編)
  • 宇宙の探索には電測兵装を利用しよう
    電測兵装"レーダー""センサー"には探索範囲を広げる効果があり、星系や敵艦隊を見つけやすくなります。特に"電測艦"は初期搭載兵装に"レーダー"を搭載しており、電測兵装を搭載するのに一番適した艦艇となります。 しかし、"電測艦"は搭載数、及び搭載艦艇数が多いほどその効果は大きいのですが、如何せん戦闘向きではありません。そのため、常に戦闘用の艦艇と一緒に編成することをオススメします。

  • 艦隊は戦闘用と占領用に役割分担し一緒に行動すると効率が良い
    各艦隊がしっかりと役割を分担。戦闘用艦隊が先頭に立ち、その後ろから占領用艦隊が付いて来れば、敵艦隊と遭遇しても戦闘用艦隊が前に出て戦うため占領用艦隊は余計な損害を受けません。また、占領行動中に敵艦隊が接近しても戦闘用艦隊が敵艦隊の進攻を止め、占領用艦隊は占領に集中することができます。

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