奮闘日記

マルカーノの奮闘記『兄貴と愉快(不快?)な仲間達』

第3ステージ「オイラは如何にして敵マスターを撃破するんだよ?」 2003/07/25

 前回のあらすじ
 お久しぶりです。マルカーノです。甲子園のスタンドまで阪神を応援に行っていて、公開が遅れました。無茶苦茶怒られましたが、でも今年は阪神優しょ……あわわあわ、商標商標。
 と、前回のあらすじでしたね。今度こそ、屈強の『ファイター』達を引き連れて、『カムイの森』へ足を踏み入れた『兄貴』。
 兄貴とファイター達は、どの局面においても連戦連勝。たかが虫モンスターよと、怒涛の進軍。
 ところが敵のボス、『マザービー』が、他の雑魚とは比べ物にならないほど強かった。余裕で攻めていた兄貴は慌てて逃げようとしたが、時すでに遅し。背後から強烈な一撃を受けて戦闘不能に。なんと最初のマップで二度目の敗北。
 その後の再戦では、自軍のモンスターがやられても、他のモンスターで攻撃するという人海戦術で、勝利。ちなみに兄貴は、万が一を考えてやや後方で待機。初っ端からこんな逃げ腰でいいのかね……。

 さぁ次だと粋がる兄貴。間髪いれずに次のマップをと思ったら……あらら? なんでマップが増えていないの?
 パラパラとマニュアルをめくると、これがなんと、兄貴のレベルに応じて新しいマップが増えるとのこと。つまり、戦いで兄貴がレベルアップしないと、同じマップの繰り返しなのです。
 とはいえ、一度クリアしたマップ。セオリーを覚えている、レベルが上がって前より強い、二つも好条件が増えているのです。いくらなんでも、これでもう負けない。生涯無敗です。(すでに二敗)
 すぐにカムイの森を再度プレイし、ちゃっちゃとクリアしました。今回はちゃんと、兄貴もそこそこ前線に出て戦ったので、ちゃーんとレベルアップしています。

 と、ここで、居城でやれる事が色々と増えました。一気に紹介しちゃいましょう。
 一つ目が、[技能開発]。
 兄貴(プレイヤーマスター)のレベルが上がったら、『スキルポイント』というポイントがもらえるのですよ。んで、技能開発で、そのスキルポイントを上昇させたい能力に割り振る、と。ポイントは使わなくても累積されるのが、嬉しいですね。
 [魔法の技能][転送の技能][召喚の技能][カリスマ]と、ポイントを割り振る項目がありますが、オイラはもちろん転送の技能とカリスマ。前の戦闘ではまだまだ『転送』していないモンスターがいました。この二つにポイントを与えることで、より多くのモンスターを、より早く戦場に転送することができます。
 次に二つ目、[部隊(装備/編成)]でアイテム装備。これはマップ中、拾ったアイテムをモンスターに装備させることができるのですね。
 パラメータ上昇、体力回復補助、MP回復補助、クリティカル率上昇、色々な効果のアイテムがあります。前回拾った『守りの石』だと、防御力を上昇させるのですね。ここは当然兄貴が装備。これで兄貴も少しは頑丈になって、今度こそ最前線で殴り合いができることでしょう。ディーフェンス。ディーフェンス。
 そして最後にまだ見ぬ味方モンスターを[召喚]のコマンドで転送可能にします。クリアした事によって『マナ』が手に入りました。それでは早速、数体の新しいモンスターを召喚です。さすがにもう『ファイター』はいらないから……『エルフメイジ』一体と『ペガサス』二体を召喚しておきます。
 残念ながら、三つ目と四つ目の[魔法(召喚/大魔法)]で新しい魔法を覚えたり、[進化]でモンスターを進化させたりというのは、まだまだできません。まぁ、お楽しみは少しずつ、なのです。

 さぁ、新しく増えたマップでは、いよいよ敵マスターが出てきます。これが一筋縄ではいかない!
 なんせ、敵マスターがいるということは、相手も『ゲート』からどんどんモンスターを転送してくるということ。時には受身になって戦術を考えたりもしなくてはいけません。
 ただ、前みたいに敵を全滅させなくても、敵マスターを撃破すれば、それでマップクリアになるのがありがたいところです。
 まぁ、この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。『マザーラットの荒原』に向かって、レッツ『侵攻』!

 このマップの敵マスターは『マザーラット』。なに、虫がネズミになっただけ。……とは言っても、あまり油断しては、また痛い目にあうかもしれません。
 ということで、今回はおとり作戦です。
 作成内容は、おとりという言葉そのまま。相手が転送してきたモンスターを、五体ほどのモンスターで誘いだし、その間に兄貴が敵マスターの近くで、主力を一気に転送。そのまま、敵マスターを倒そうといった作戦です。となると、おとりに引っかかったモンスターが引き返すまでに敵マスターを倒したいから、主戦力は当然ファイター達。おとり役は『アマゾネス』二体とエルフメイジ一体、それにファイターを二体だけ。
 配置は、横長のマップ左上に兄貴、右下に敵マスター。両者とも、初期位置の時点ですでにゲートの上に立っています。おとりを転送したら、兄貴はさっさと右に移動です。
 敵マスターは当然、六体のモンスターを転送。全部『ダークラット』です。ビビビのネズ公どもめ、すぐに駆除じゃ。
 さぁ、いよいよおとり作戦開始。おとり部隊は真正面の右下に向かって移動して、敵のダークラットをひきつけます。その間に兄貴が、敵マスターから少し離れた地点にあるゲートを占領です。
 3ターン、4ターン、5ターン、味方の6ターン目と過ぎて、いよいよ敵は戦力が整ってきました。合計でダークラットが十四体、『アント』が八体。弱いだけあって大量に転送できるのか、なかなかの大部隊です。……しかし、何かおかしい。なーんで君達は、こう、兄貴のところに近づいちゃうわけ?
 そうです……兄貴が近づきすぎたせいで、敵は兄貴に向かってきたのです。それならそれで、おとり部隊を敵マスターに差し向ければ良さそうですが、それだとちょっと力不足。……いや待て、それ以前に近づいたところでまたも敵マスターが、モンスターの転送をやってきたりしないか? むむむむむむむむむむむむむ……
 がーっ! うるせぇうるせぇコノヤロウ!
 と、内なる声を思いっきり蹴っ飛ばして作戦変更。オイラがとった作戦は単純明快。全員攻撃です。
 兄貴を強引にゲートに近づけ、おとり部隊は兄貴の進路を確保です。
 これがうまいことはまり、ズタボロになりながらも兄貴は敵の猛攻を凌ぎました。さぁ、ゲートが待っている! ここでファイターを大量転送して、一気に逆転じゃ……あぁぁぁっ?
 敵マスターの周囲にいたダークラットが、ゲートの上に居座りました! なんたるちあ、サンタルチア!
 これでは、ズタボロの兄貴を守って、敵マスターを叩くファイターを転送できない。
 兄貴の命も風前の灯か……。いやいや、ちょっと待ったぁっ!
 敵マスターが、兄貴の周囲にいるおとりを倒すため、初期位置、つまりゲートの上から動きました! そのゲートを守るモンスターもおらず、そのまま敵のターン終了!
 イエス! 天は我に味方せり! 天ってなんなんだろうね!! 
 兄貴は当然空いたゲートを占領、一気に溢れ出すファイター達。こうなれば敵マスターを叩くのみです!
 敵マスターはゲートの上に立てませんし、敵の本隊も、おとりがなんとか抑えています。
 次のこっちのターンには、ファイター四体と、新戦力のペガサスを転送。前のターンに転送したファイター六体は、各々、敵の本隊を抑えたり、敵マスターを叩いたりと大奮闘! こうなったら押せ押せです! 回復する暇があったらさっさと敵マスターを倒せということで、次ターンに予定していたエンジェル転送を切り捨てることにして、兄貴も敵マスターに攻撃!
 そして更に次のターン! 怒涛の波状攻撃で、ついに敵マスター撃破。マップ攻略です!

 と、微妙な作戦変更も行われましたが、最終的にはおとりがうまく働いたおかげで、敵マスターを撃破することができました。もし全員真正面からぶつかっていたら、負けていたかもしれません。
 残念なのがアイテムを見つけられなかったこと。これ、どうもファイターやアマゾネスで探索すると、見つかりやすいみたいです。
 しかし、激しい戦闘によって、兄貴を含む数体のモンスターが、またもやレベルアップ。
 よぉし、次いってみよう!!