奮闘日記

マルカーノの奮闘記『兄貴と愉快(不快?)な仲間達』

第10ステージ「ファントムには逆らえない」 2003/09/19

 前回のあらすじ
 側近モンスターと秘密兵器を作る為、既にクリアしたマップで特訓を始めた兄貴。
 ところが、最初は調子が良かったのに、特訓が中盤に差し掛かるとなかなかモンスターが進化してくれず、ひたすら同じマップをプレーする羽目に。これじゃ、まるでオイラが特訓してるようだ……とブツクサ呟くが、それでも進化はしてくれない。
 しかし、この繰り返しプレーのおかげで、改めて自分の軍団の特徴が見えてきたもんですよ。ハイ。
 まぁ、そんなこんなやっているうちに、側近モンスターと秘密兵器がなんとか完全に揃いました。さぁ、最後に『大雪原』で最終調整です!

 ほほほ、北海道ではよぉ、キキキ、キタキツネがよぉ(以下自粛)
 と、北海道ではありませんが、大雪原です。
 特訓を終えたオイラの軍団は、大雪原で最終調整を行う事になった……のはいいんですよ。ナンナンデスカ、このマップは?
 ゲーム開始時に兄貴が立っている『ゲート』の周辺に、『グリーンドラゴン』が六体と『ブラックレイス』が五体と『サンダーバード』が二体います。距離からして、二ターン目にはお互いの先陣が戦闘に入ることでしょう。
 これが、他のモンスターだったら何も困る事はありません。
 厄介な点として、まずグリーンドラゴンとサンダーバードは『移動タイプ』が飛行の高だという事です。こいつらに攻撃する手段は、『大魔法』『スキル』『遠距離攻撃』『同じ移動タイプのモンスターで攻撃』の四つがありますが、二ターンではそれらの攻撃ができるモンスターを完全に揃えることができません。これが移動タイプ歩行だったら、『ファイター』でほとんど撃退できるのに……。いやはや、今までどれだけファイターに助けられていたかを、再び実感しましたね。
 そして次にブラックレイスです。ブラックレイスは『ミスト』の進化したモンスターですが、この種族のモンスターは、隣接しているモンスターを『狂乱』の状態にしてしまうのです。よって、こいつらに攻撃する時は、攻撃後に逃げるだけの『AP』を温存しておかなくてはいけません。

 さぁ、分析はコレくらいで良いですね。どちらかといえばオイラは、動いて答えを出すタイプです。
 さっそく兄貴が味方を『転送』、次のターンでもゲートの上から動かずに転送してみたのですが、案の定、現在の戦力では戦う事ができません。いくら兄貴でも、この状態で集中攻撃を浴びれば、すぐにやられてしまいますね……。ここは無理して戦わず、『転送レート』が増えて他の味方が転送できるようになるまで耐えるべきでしょうが、現在の戦力では兄貴を守る事すら難しそうです。兄貴を他のゲートまで逃がすという手もありますが、ここはマップの大半が雪です。雪の上は、水中と同じくらいAPを消費するんですよ。ましてや、相手の移動タイプは飛行と『ワープ』。追いつかれるのは目に見えています。北海道の馬鹿野郎!(違う)

 となれば手段は一つ……戦うしかありません。
 現在の戦力でも、一体か二体なら撃退できるでしょう。敵の戦力を削れば、兄貴の生存率も上昇します。そうすれば味方を転送できるチャンスが広がります。
 そう意気込んで交戦したのですが、やはり強い。グリーンドラゴンは周囲攻撃ができる『スキル』も持っています。あっという間に多くの手下どもが負傷しました。その上、ブラックレイスも目の前までやってきました。むむむ……やはり負けてしまうのでしょうか?
 いやいや! そうはいかんざ(以下自粛)
 なんと! ブラックレイスの特殊効果で、グリーンドラゴンが狂乱してしまったのですよ!
 その結果、グリーンドラゴンが、敵味方関係無しに周囲攻撃を仕掛けるようになりました。戦場は大混乱です。
 その隙に、兄貴はそそくさと『ファイアーバード』や、側近の一体である『セラフィム』を転送。狂乱していない敵から確実に倒していき、兄貴自身も『デスト』の大魔法で交戦。これしか攻撃手段がないですからね。仕方ないです。
 しかし、やりましたよ! 兄貴達、なんとかこの場を切り抜けました!

 だけれども安心はできない。このマップはここからが本番です。
 マップ中央には、『ゴールドドラゴン』が一体と、それを守るように、『シルバードラゴン』が十体ほどいます。こいつらは『ドラゴンフレイム』というスキルを持っていて、前方広範囲攻撃を仕掛けてくるんです。それだけならまだしも、こいつらは雪や氷に強い移動タイプ。こちらが移動でAPを多く消費するせいで、思い通りに戦えないのに、向こうはそのハンデが無いんです。シングルゴルファーは辛いですね。(これも違う)

 当然ここは、オイラの自慢のファイター進化系モンスターで戦うとして、問題は戦術ですね。せめて雪原のハンデさえ克服すれば勝機は広がります。こんな時は……フフフ。ついに明かす時が来ました。秘密兵器の出番です!
 秘密兵器一号、その名も『ファントム』です。ファントムは先程戦闘したブラックレイスの更にもう一段階上位のモンスター。こいつも当然、隣接したモンスターを狂乱にしますし、ワープができるので雪原は関係ありません。

 まずはファントムを敵陣に切り込ませて、その間に兄貴はファイター系モンスターを転送。
 さて、敵モンスターは当然ファントムに攻撃をしかけてくるのですが、ファントムはそれをかわしながら、敵陣の中央へ移動。すると……そうです! 敵モンスターが狂乱しましたよ!
「狂乱していいのは私が結婚したい人だけだ」
「結婚を断られたら?」
「ファントムには逆らえない」
 はい、B級映画のネタ使っている場合じゃありませんでしたね。
 ファントムが敵陣を荒らしてくれた隙に、主力を敵陣に切り込ませます。相手に隣接する間さえ作る事ができれば、雪原は大したハンデになりません。あ、ファントムはもう用無しですよ。適当に攻撃させて、気がつけばやられていました。回復なんて勿体無い!(鬼)
 ですが、狂乱している敵は、こちらにも攻撃する可能性があるわけですし、それ以前に狂乱していない奴もいます。ドラゴンフレイムも強力で、頻繁に三桁ダメージを受けてしまいます。これが並のモンスターなら耐えられませんよ。しかし、こちらも自慢の戦士達です。その攻撃に耐えて、いつものフクロで、確実に一体ずつ、敵を血祭りに上げます。
 更には、この事態を予測して転送していたセラフィムがいます。毎ターンのHP回復のおかげで、みんなギリギリのところで踏ん張れます。
 HPの心配がいらないとなれば、一気に押せ押せ! 転送を終えた兄貴も戦線に加わり、ついにドラゴンどもを一掃して、マップクリアです。確かに、なかなか手こずったマップではありましたが、現在のオイラの辞書に敗北という文字は無いのです! ムハハハハ!(こんな字も書かれて無いような安い辞書使ってるから、オイラ頭悪いんです)
 そうそう。これでも一応最終調整でしたね。こっちも良い感じでした。最終調整といっても、実のところアイテムを探しただけです。ロックがマップを駆け回って、三つほど石を見つけてくれました。いやはや大収入。これで弱点を補強です。
 さぁ、最終調整を終えたという事は……ついにやってまいりました。『グランドマスター』戦です。
 まずは真っ赤なドラゴンから、叩き潰すのです!

~現在の戦力~

兄貴(プレイヤーマスター) LV32 ホワイトナイト(側近)   LV 1 セラフィム(側近)     LV 1 エルフロード(側近)    LV 2 タイターン(側近)     LV 1 ホワイトナイト       LV 1 ダークナイト        LV 6 ルーンナイト×2(特化)  LV 9 ルーンナイト×2(特化)  LV 8 ファイター×2(特化)   LV24 フェニックス        LV 8 サンダーバード       LV15 ロック×2         LV23 ワルキューレ        LV 8 モノペガサス        LV14 アイアンゴーレム      LV 7 ラージドラゴン(特化)   LV15 アークエンジェル(特化)  LV16 アマゾネス(特化)     LV23 ハイエルフ(特化)     LV16 エルフメイジ(特化)    LV23 アースギガント(特化)   LV14 ファントム(秘密兵器)   LV 7 ?????(秘密兵器)   LV ? ?????(秘密兵器)   LV ? ?????(秘密兵器)   LV ?

次回につづく・・・・・・・