第十五回 アームテック(おかわり!)

  • 特別号 どきどき★初プレイ
  • 第十六回 秘密の機関と最終回
  • 第十五回 アームテック(おかわり!)
  • 第十四回 祝★発売です!
  • 第十三回 新しい隊長が来ますよっ!
  • 第十二回 とっておき*秘蔵コレクション
  • 第十一回 どきどき★撮影会
  • 第十回 アームテック社の秘密
  • 第九回 出撃!! 漢たちの広場?!!
  • 第八回 ホワイトウォーターは同業者さんです
  • 第七回 ユニオンについて知ろう♪
  • 第六回 SCCのハイン君☆
  • 第五回 母国復興戦線って?
  • 第四回 SAGEってどんな会社?
  • 第三回 アンドロイドってなに?
  • 第二回 「IOS」ってなんだろう?
  • 第一回 結局ifの世界ってなんなの?
茜(よそ見)

前回がシリアスでびっくりされた方もいらっしゃったみたいですが~…

茜(普)

今回は発売記念後半戦になってます!

茜(笑)

にっこり。

茜(笑)

まずはアシスタントさんをお呼びしましょう♪

茜(楽)

満を持しての登場です。隊長~!!

庄一(普通)

SAGE870支社 特別対応班 隊長の乃木庄一です。

茜(普)

ふにゃあ? 隊長さん、緊張していらっしゃいます?

庄一(焦)

伏見……何をするのかもよくわかってないのに、いきなり表に引きずりだされて緊張しない方がおかしいだろう?

茜(笑)

大丈夫ですよ、私がついてますぅ!

庄一(よそ見)

そういう話じゃなくてだな……。

茜(普)

ええと、そもそも「乙女たちの広場」は、ゲームの魅力を紹介するために陣営の垣根を越えて、お話をする場なんですっ♪

庄一(普通)

へえ。なるほどな。

茜(普)

前回は「出撃!! 乙女たちの戦場2」の発売記念として、敵陣営の方々にインタビューを行なっていたんですけど~、

茜(照)

様々な事情と私の野望によって、今回の後半戦へと続いたわけです!

庄一(焦)

野望……?!

茜(笑)

さあさあ、アームテックに突撃しましょう☆

庄一(驚)

いやいやいやいや!

茜(普)

にゃ?

庄一(焦)

待て! 待つんだ伏見!

茜(普)

どうして止めるんですか?

庄一(焦)

あのな、伏見。知ってるだろ?
俺はゲーム内で、牟田口を追うことを目的としているんだ。

茜(よそ見)

はい、確かそんな話を第13回にお聞きしました。

庄一(焦)

だから、こんなところであっさりと対面したら、まずいだろ?!

茜(楽)

なんでもアリなのが、このページですぅ☆

庄一(哀)

だからって……俺以外を呼ぶとか、ほら、色々。

茜(泣)

それじゃ駄目なんですよ!

茜(哀)

第10回で、私は、牟田口さんを止めることが出来ませんでした……。

茜(笑)

ですから! 今回は牟田口さんを隊長に捕まえていただいて、じっくり。もうどこまでも聞いちゃいますよってことなんです♪

茜(楽)

にゅっふっふっふ。

庄一(焦)

あの、伏見? ゲームでのキャラクターをどこに置いてきたんだ?

茜(楽)

乙女は二つの顔を持つものですっ!

茜(普)

ゲームはもう発売してますからね。スタッフさんからもGO! と言われています~。

茜(笑)

今の私は、無敵と言っても過言ではありません。にこにこ☆

庄一(よそ見)

長いものには巻かれろ……か。
俺は責任を一切とらないからな。

茜(笑)

でわでわ、行ってみましょう!

【アームテック】

ユーリア(普通)

お待ちしていましたよ、茜さん。

茜(楽)

ユーリアさ~ん、ぎゅっぎゅ☆

ユーリア(焦)

きゃっ、そんな……茜さん、くすぐったいです……。

庄一(よそ見)

いきなり目のやり場と自分の立ち位置がわからないんだが、どうしたものかな……。

牟田口(普通)

やあ、茜君。遅れてすまなかった。少し立て込んでいて……

牟田口(驚)

庄一?!

庄一(よそ見)

よう。久しぶりだな。

牟田口(驚)

お前……ここで再会したらゲームが破綻するだろう?!

庄一(よそ見)

俺も同じことを言ったんだが。

茜(笑)

すりすり。

ユーリア(照)

ひゃっ……茜さ、……。

庄一(普通)

……なあ、俺の知っている伏見像が、音を立てて崩れていくんだ。

牟田口(普通)

はは、その彼女に引っ張られてきたってわけか。

牟田口(楽)

随分とユーリアを気に入ったみたいでね。
ユーリアも、俺と一緒だと仕事ばかりだからな。茜君のような子と話すのは楽しいそうだ。

庄一(よそ見)

微笑ましい友情……を行き過ぎている気がしないでもないが。

庄一(普通)

伏見。その辺にしよう? な?

茜(楽)

はーい、隊長さんがそう言うのなら♪

ユーリア(照)

…………。

牟田口(普通)

ユーリア、顔が真っ赤だが、大丈夫か?

ユーリア(焦)

だ、大丈夫です、主。

牟田口(楽)

そうか、それならいい。

茜(楽)

さっそく絡みがきましたね、隊長♪

庄一(よそ見)

あ、ああ。なんかよく判らんが、嬉しそうだな。

茜(笑)

はいですぅ。

茜(焦)

あああ、どうしましょう~。
何から聞きましょうか? 折角隊長さんも連れてきたんですから、そちらの絡みだって欲張っていただきたいところですぅ。

茜(笑)

そうですそうです! 隊長さん、牟田口さんに何か聞きたいことはありますか?

庄一(普通)

聞きたいこと?

庄一(怒)

そんなの、ひとつしかないさ。

牟田口(よそ見)

庄一。ここで話すような話じゃないだろう?

庄一(怒)

そうやって、いつも逃げるんだな。

牟田口(普通)

お前はすぐにカッとなる。学生のときからそうだ。

庄一(普通)

お前のその上から見る態度も、学生の時のままだな。

牟田口(よそ見)

事実を述べているだけだ。

茜(楽)

美味しいです。とっても美味しいです。

ユーリア(焦)

茜さん、止めなくていいのでしょうか?

茜(普)

ええ、止めるなんてそんな、無粋ですよ!

茜(焦)

二人の聖騎士さんが向かい合っている画は想像以上に美味しいです。

庄一(驚)

ぶぅっっっ!!!

茜(驚)

ぴにゃあああ! 隊長、きちゃないですぅ~!

庄一(焦)

伏見! その名で呼ぶのはやめてくれ、頼むから! 本当! お願いします!

牟田口(よそ見)

聖騎士……ふっ、懐かしい響きだな。

ユーリア(普通)

主、何の話ですか?

牟田口(楽)

学生時代に、そう呼ばれていたことがあるんだ。
俺が「青き新月」で、庄一が「紅き曙光」。

庄一(焦)

牟田口! お前も言うな!!

庄一(怒)

だいたい、お前が噂を否定しなかったから、尾ひれがつきまくったんだぞ!

牟田口(よそ見)

噂一つ一つに惑わされる方が悪い。
それに、火のないところに煙は立たずと言うだろう?

庄一(よそ見)

ほう。言ったな?

庄一(普通)

じゃあお前、この噂は聞いたことあるか?

庄一(よそ見)

「牟田口恭司。彼はウィンクひとつで10の女性を陥落させる。
心を奪うのではない。他の誰かを愛することができなくなる位
完膚なきまで心を破壊し、占領するのだ。」

牟田口(怒)

むっ!?

庄一(普通)

「壊れた心を、彼が癒してくれることはないと思え。
注意されたし。」

ユーリア(よそ見)

主がそんな人だったなんて。

牟田口(驚)

待て。それは誤解だ!

庄一(普通)

火のないところに煙は立たないんだろう?
大方、相手が自分に好意を持っているなんて気づかずに優しく扱ったんだろうな。

茜(驚)

ほええ~。

牟田口(よそ見)

確かに、昔は鈍感な人間だったが……。

ユーリア(普通)

鈍感に関しては、今もですよ。

牟田口(驚)

?!!!

茜(楽)

ぴくんっ!!! そこ詳しく聞きましょうか!?

ユーリア(焦)

え?!

牟田口(怒)

そうだ、ユーリア。
俺は、上告は受け入れる人間だ。

庄一(よそ見)

……そういうところがだろう。

牟田口(よそ見)

??? 何がだ。

茜(楽)

牟田口さんが、実は可愛いとか、何ですかその王道!

茜(焦)

ふーにぃー。血を吹きそうです~~~。

庄一(驚)

ちょ、とりあえず伏見は落ち着け!

茜(楽)

いいえ、ここは攻め時!!
一気に行きますよぉぉ!!!

茜(普)

そもそも、私のことは茜君と呼ぶのに、どうしてユーリアさんのことは、呼び捨てなんですか?!!

牟田口(よそ見)

それは……そういえば、どうしてだったかな。

ユーリア(よそ見)

私が牟田口さんのことを「主」と呼ぶからですか?

茜(楽)

「俺の所有物」ですね、わかります!!!

庄一(驚)

ぶっっっ! 伏見?!!

牟田口(哀)

いや、仕事上では確かにそうかも知れないが……。
すまない、これからはユーリア君と呼ばせてもらおう。

ユーリア(驚)

そんな!
ユーリアでいいです。いいんです、そのままで。

牟田口(普通)

ユーリア?

ユーリア(笑)

はいっ。

茜(焦)

はわわわわこれはたまらないですうううううう!!!

庄一(驚)

伏見! しっかりしろ! 本来の自分の姿を思い出せ!

茜(焦)

萌えに勝るものなど、ありはしないのですよおおおおお!

庄一(驚)

伏見ーーー! 死ぬなーーーっ?!

牟田口(よそ見)

ふむ。じゃあユーリアも、俺のことを呼び捨てにすればいい。

ユーリア(驚)

?!!!!
そ、そんな、主を呼び捨てにするなんて、できませんっ!

牟田口(普通)

仕事中に呼び捨てにされては困るが、そうでないときは、お互い対等な関係であるべきだと俺は思うんだが。

ユーリア(焦)

う。牟田口さんでは駄目ですか……?

牟田口(驚)

俺は君の名前を呼んでいる。

ユーリア(照)

ですが、その、慣れないので……。

牟田口(普通)

それこそ、呼び始めないことには、いつまでも慣れないだろう?

ユーリア(照)

………………きょ、

牟田口(普通)

ん?

ユーリア(焦)

きょうじ、さん?

牟田口(普通)

だから、呼び捨てだと。

ユーリア(泣)

無理です! ごめんなさい! 許して下さい!

茜(焦)

はあああああああああああああっっっ!!!(萌

ユーリア(驚)

はわあっ?!

庄一(焦)

くっ。
こちら乃木! 伏見再起不能につき、帰投する!

牟田口(笑)

ははは、面白いお嬢さんだなあ。

庄一(普通)

牟田口。

牟田口(楽)

じゃあな、庄一。今度はゲーム中で会おう。

庄一(よそ見)

…………。

ユーリア(焦)

嵐のよう、でしたね。

牟田口(楽)

そうだな。

ユーリア(楽)

お仕事に戻りますか?

牟田口(普通)

……ああ、そうだな。
行くぞ、ユーリア。

ユーリア(楽)

はい、主。