下克上当主「北条早雲」

北条家の当主で、様々な謀を巡らせて一代で北条家を興した実力の武将。やわらかな口調で話すのだが、何気ない会話からでも相手の本質を見抜く観察眼を持っている。

優しい雰囲気の美しい女性だが、外見は年齢よりもかなり若く、どこか得体のしれないものを感じさせる。娘の北条氏康の事を気にかけるなど、母としての一面も持っている。

CV:富山あかり デザイナー:譲葉

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史実紹介

 北條早雲/ 伊勢盛時(ほうじょうそううん/ いせもりとき)
 室町時代中後期(戦国時代初期)の武将で、戦国大名となった後北条氏の祖である。
 伊勢宗瑞(いせそうずい)とも呼ばれる。
 名もなき諸国流浪の一介の浪人から一夜にして伊豆一国を手中に戦国大名に変身した。
 戦国の群雄割拠の時代の幕開けにふさわしい人物。この早雲の生い立ちについては、色々な諸説がある。
 伊勢出身の素浪人、京都を追われた名門伊勢氏、備中の豪族伊勢氏などあるが、妹の北川殿が駿河の守護大名の今川義忠の正室だった事から一介の素浪人とも思えない。
 しかし、妹を頼って駿河に下った時点で無位無冠の浪人には違いない。