1942年12月。エセックス級空母が大量に就役を始めた
アメリカ軍は、ついに反攻作戦を開始した。
ところがアメリカ軍は一気に台湾、沖縄を攻略して
日本の生命線である南方よりの資源輸送線を断つという
海軍案ではなく、南方諸島に点在する日本軍占領地域の
各個完全撃滅の後にニューギニア島沿いに北上し、
フィリピンへ向かうという陸軍案を採用する。
そのため、各地で日本軍の猛烈な反撃を受け、
反攻作戦は大幅な遅れをきたしていた。
一方、アメリカの切り札である「マンハッタン計画」は
指導的立場にいたオッペンハイマー博士の不慮の事故死により
研究が停滞しており、米国は対日戦終結の鍵を握る
新兵器として、新型戦略爆撃機B-36の
開発に全てを托していた。