「戦国天下統一」は、数ある戦国ゲームのなかでも史実の再現性を重視するとともに、群雄が割拠した戦国時代のダイナミズムをシンプルかつ奥深いシステムで表現した、本格戦国シミュレーションゲームです。

　プレイヤーは全国に割拠する戦国大名のひとつとなり、戦乱の世に身を投じます。周辺国との同盟を結ぶか、あるいは自ら軍を率いて戦に明け暮れるか―、混迷極める戦国時代の中でどう立ち回るかはプレイヤーのとる戦略次第です。

　大河ドラマ『天地人』の主人公である直江兼続をはじめとする3500人以上の武将が登場します。これらの武将は引き抜いて味方にすることも、宿敵として打ち倒すこともできます。

　全国に点在する城の数は600以上。これらの城を攻め落とすことで自国の領土が広がっていきます。

　野戦、一騎討ち、海戦、攻城戦など状況に応じて様々な合戦が発生します。
　野戦では、敵の士気を下げて敗走させる実際の戦いに近いルールに加えて「槍隊」「鉄砲隊」などの兵種や「鶴翼」「魚鱗」などの様々な陣形、伏兵や天候などの要素もあり、緊迫した戦いが展開されます。野戦で決着がつかなかった場合、敵の総大将と一騎討ちを行うこともできます。
　また、海戦では安宅船や鉄甲船なども登場し、野戦と同様に激しい戦いが繰り広げられます。
　攻城戦においても決死の覚悟で「強襲」するか、「包囲」して兵糧攻めにするかといった奥深い駆け引きを楽しめます。

　敵となる他の大名家も、有力なところはみるみるうちに勢力を拡大し、弱小の大名家もそれら有力大名家につき従ったり、時には裏切ったりと状況に応じて行動します。そして、最終的には勢力を拡大したプレイヤー大名家と関が原さながらの天下分け目の戦いを繰り広げ、最後の最後まで息つくことのできない展開となります。

　また、合戦だけでなく、「治水開墾」や「楽市楽座」で国を繁栄させたり、同盟を結んで自国の基盤を固めたりと様々な戦略をとることが可能です。

　全国マップと国内マップの２つのマップを搭載。用途に応じて使い分けることで遊びやすい操作性を生み出しています。さらに国内マップでは、城郭レベルにより画像が変化。季節や天候も確認できます。

　そのような状況の中で、ゲームの展開は時に史実どおりに進行するときもあれば、史実とは異なる意外な展開が起きることもあります。
　例えば、武田家でプレイすれば、史実通りに上杉家と対決するか、調略を駆使して取り込むか―といったように、史実通りの展開やありえない" if "の展開を楽しむことができるのが「戦国天下統一」ならではの面白さです。