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◆第4回

 少し時間が空いてしまいましたが、現代大戦略2007の方、お楽しみいただいているでしょうか。
 このコーナーでは、現代大戦略の基本的なプレイ方法を説明しながら、マップの攻略を行っていきます。
 第四回となる今回も、前回に引き続き「転戦モード」の攻略を行っていきます。

 前回の戦闘で念願だった空母を手に入れ、ますます士気が高まる我が転戦部隊ですが、今回の戦場は、主戦場が海となる「中華帝国の暴走・尖閣諸島攻防戦」を選択しました。
 もちろん、手に入れたばかりの空母「ニミッツ」を活躍させてやろうという魂胆です。
 今回のマップは、今までのマップ以上に双方の陣営の目的がはっきりとしています。
 RED陣営である「人民解放軍」の目的は、魚釣島の施設と黄尾島の施設を占領すること、対してBLUE陣営である「自衛隊」の目的は、各施設を防衛することです。
 時事問題に詳しい方ならすぐにピンと来ると思いますが、このマップは、海底資源を巡る中国と日本の争いを題材にしたマップです。もちろん、現実そのままではなく、武力衝突に陥っている最悪のシナリオですが、近い将来これが現実にならないとは言い切れないないのが、恐ろしいところです。
 さて、いままで自衛隊や米国等の西側諸国とばかり同盟を結んでいた我が同盟部隊ですが、せっかくですので今回は、RED陣営「人民解放軍」と同盟を結んでみることにしました。
 今回の勝利条件は、以下の様になっています。

BLUE    :自衛隊   (敵陣営)
RED    :人民解放軍 (同盟陣営)
GREEN  :転戦部隊  (自陣営)
●勝利条件
1)制限ターン内(30ターン内)に、魚釣島の施設と黄尾島の施設の各施設を制圧すること
2)もしくは、敵部隊の全滅

 ゲームの中とはいえ、日本侵略に手を貸すのはいささか心が痛みますが、納得できない任務に従事するのも軍人ということで許してもらうことにしましょう。
 マップ開始時の様子は、左図の様になっています。
 旅大(ルダ)杭州(ハンチョウ)などの中国艦船が目標施設に向かって進軍を開始しました。
 旅大(ルダ)杭州(ハンチョウ)などの駆逐艦は中国にしてみればそれなりの大型艦なのでしょうが、「タイコンデロガ」「アーレイバーク フライトⅡA」そして、原子力空母である「ニミッツ」を保有している我が軍から見ると可愛いものです。

 ではさっそく、いつものように部隊配置を行いたいと思います。まず配置するのは、「ニミッツ」です。
 海戦が主体となるこのマップでは、大活躍が期待できます。戦場に配置するのにも「90000」という大量の軍資金が必要です。そんじょそこらの兵器とは格が違います。

 さて、空母を配置した後は、もちろん艦載機を配置する必要があります。
 艦載機とは、空母に着艦したり、空母から発艦したりすることが出来る航空機のことで、「F-14 トムキャット」「F/A-18 ホーネット」などが有名です。
 今回は、前の戦闘で手に入れた「F-14D トムキャット」を2機と「F/A-18E/Fスーパーホーネット」を3機、そして、電子戦機である「EA-18G グラウラー」を1機配置します。
 さて、次は「タイコンデロガ」「アーレイバーク フライトⅡA」を配置したいと思います。
 「ニミッツ」「タイコンデロガ」「アーレイバーク フライトⅡA」という強力な艦船が3隻も揃う姿は、圧巻そのものです。例えるなら、我が転戦部隊の劉備、関羽、張飛と言ったところでしょうか。
 一人悦に入りながら、「タイコンデロガ」「アーレイバーク フライトⅡA」の配置を行おうとしたところ、なぜか配置を行うことができません。しかも、なにやら兵器名がまっ赤な文字で表示されています。
 もしかして、配置することができないのでしょうか…?

 結論から言うと、この場合、該当兵器を配置することができません。
 兵器を戦場に配置するには、その兵器に見合った軍資金が必要だというのは、これまでの話で読み取って頂いているものと思いますが、当然ながら戦場に兵器を配置する為の軍資金は無制限ではありません。
 軍資金の額は、同盟を結んだ部隊の軍資金と同じ額となります。
 このマップのRED陣営「人民解放軍」の軍資金は「150000」ですので、我が軍の軍資金も「150000」となります。
 さて、「ニミッツ」を配置する為には「90000」もの軍資金が必要となりますので、「ニミッツ」を配置した時点で「60000」しか残っていなかったわけです。さらに艦載機を複数機配置したので軍資金は「13990」しか残っていません。
 ちなみに、「タイコンデロガ」の配置額は「50000」、「アーレイバーク フライトⅡA」の配置額は「42000」です。
 上図で「タイコンデロガ」「アーレイバーク フライトⅡA」が赤文字で表示されているのは、配置に必要な軍資金が不足していることを表しています。このままでは、我が軍の「ニミッツ」は護衛艦無しで戦闘海域に向かわねばなりません。
 「タイコンデロガ」「アーレイバーク フライトⅡA」以外の艦船を配置しようにも、強力な艦船ばかりを優先して集めてきた我が転戦部隊には、残念なことに配置額が安い艦船が一隻もありません…。

思考中...

 高額だが強力な兵器で少数精鋭部隊を編成する。安い兵器を集めて数で攻める。こだわりがある兵器を使う。などなど、軍資金をどのように振り分けて、どんな部隊を編成するのか、そして、どんな作戦をとるか選択するのが転戦モードの醍醐味です。
 そのかわり、敵部隊が迫っていようとも、同盟国がピンチだとしても、桃園の誓いがどうのこうの言おうとも、軍資金が無ければ兵器を配置することはできません。
 そんなわけで、我が転戦部隊の虎の子、ニミッツ級航空母艦は、護衛艦無しで戦闘海域に繰り出すことになりました。

 さっそく、部隊を移動させます。左図の左下にいる緑色のアイコンが我が軍のニミッツ級航空母艦です。もちろん艦載機を搭載することは忘れていません。
 さて、作戦目標は魚釣島黄尾島の施設を占領することですが、RED陣営「人民解放軍」の主力艦隊は、魚釣島を遠巻きに眺めながら東に向かっています。どうやら、魚釣島に向かう気はないようです。これだから、中国軍は信用できません。

 そんなことはさておき、開始から数ターンも経たないうちに対潜哨戒機の潜水艦狩りがはじまりました。
 同盟国のであるRED陣営「人民解放軍」の潜水艦が次々と沈められていきます。
 同盟陣営の部隊がやられているというのに、爽快な気分になるのはなぜでしょうか?

 BLUE陣営「自衛隊」とRED陣営「人民解放軍」の前哨戦を眺めながら移動すること早数ターン。目標拠点である魚釣島の近海まで到達しました。さっそく、艦載機を発艦させ、周囲の索敵に勤めます。
 せっかくの空母を沈められたのでは、たまったものではありません。ここは、これまで以上に慎重に部隊を動かしたいと思います。
 周囲を見渡してみるとチラホラRED陣営「人民解放軍」の艦船が見受けられます。先ほど、魚釣島を無視して東に移動していったはずですが、いつも間に戻ってきたのでしょうか。

 広い範囲で周りを見渡してみると、東に移動していったはずのRED陣営「人民解放軍」の主力艦隊が、魚釣島を挟み込む様に布陣しています。
 そうなのです。実は、RED陣営「人民解放軍」は魚釣島を無視していたのではなく、いったん、東に移動してから魚釣島に向かうことで、北と南の両側から魚釣島を攻める作戦だったのです。上方には、もう一つの拠点である黄尾島に別働隊が向かっています。
 正面から魚釣島に向かった我が軍がなんだか馬鹿みたいですが、北、南と合わせて我が軍が西から攻めるという三方面作戦ということにしておきましょう。

 さて、三方面作戦だと大見得をきった以上、我が軍もさっそく、戦闘に参加したいと思います。まず、目障りなのは、我が軍のすぐ目の前を飛行する早期警戒機「E-2C ホークアイ」とそれを守るようにECM範囲を広げている電子戦機「EP-3 エアリーズ」の両機です。
 まずは、電子戦機「EP-3 エアリーズ」のほうから片付けたいと思います。

 早速、「F-14D トムキャット」で撃墜してしまおうと考えましたが、命中率が赤文字で表示されました。
 現代大戦略のススメ第2回で説明しましたが、敵陣営のECM範囲内では、ミサイル系の武器は命中率が大きく下がってしまいます。
 左図で「F-14D トムキャット」が攻撃に使用しようとしているAIM-7M スパローもミサイル系の武器なので、命中率が大幅に下がってしまうのです。
 しょうがないので、接近して20mmバルカン砲でしとめることにします。ミサイルに比べると命中率も火力も低い20mmバルカン砲でうまく撃墜することができるでしょうか…?

 敵機に接近し、20mmバルカン砲で攻撃を行おうとしたところ、20mmバルカン砲以外にもECMの影響を受けない武器がありました。しかも、20mmバルカン砲よりも命中率も火力も高いようです。
 その武器の名前は、AIM-9L サイドワインダー、威力も命中率もなかなかで、しかもECMの影響を受けないなんてにくいやつです。
 しかし、ちょっと待ってください。AIM-9L サイドワインダーは、AIM-7M スパローと同様にミサイル系の武器です。
 なぜ、ECMの影響を受けないのでしょうか?

 それは、AIM-9L サイドワインダーAIM-7M スパローの誘導方式が異なるからです。
 一口にミサイルと言ってしまってもたくさんの種類があります。ですが、命中するために敵を追尾するというところは変わりません。AIM-9L サイドワインダーAIM-7M スパローの最も大きな違いはその追尾方法です。
 AIM-9L サイドワインダーは、赤外線ホーミングという方法で敵機を追尾します。
 そして、AIM-7M スパローは、セミアクティブレーダーホーミングという方法で敵機を追尾します。
 赤外線ホーミングは、敵機の熱源を探知することで敵機を追尾します。
 セミアクティブレーダーホーミングは、自機(発射元の航空機)から敵機に向かって照射されたレーダーの反射によって、敵機の位置を捉え、追尾します。
 勘のいい方ならば、もうお解りになったかと思いますが、敵機の熱源を探知する赤外線ホーミングは、他のレーダー誘導ミサイルに比べて、ECM(電子的妨害)の影響を受けにくいのです。(大戦略の中では、電子戦機による電子妨害やイージスシステム搭載艦船のミサイル迎撃力の高さなどをECMとして表現しています。)
 さて、両ミサイルの違いは解ったとしても、どのミサイルがどんなものかなどをいちいち憶えるのは面倒くさいものです。
 もちろん、その武器がECMの影響を受けるか否かを一目で判別する方法があります。画面左側(デフォルト設定の場合)の武装情報パネルに表示されている武器一覧。その中で能力の欄に「E」と表示されている武器はECMの影響を受ける武器です。
 これまでの説明だけだと、「E」と付いている武器はECMの影響を受けて命中力が下がってしまうダメな武器と思われてしまうかもしれません。
 しかし、左図の各ミサイルの射程を比べてみると歴然ですが、「E」が付いている武器の方が遥かに長い射程を持っています。
 レーダー誘導ミサイルは、ECMに妨害されるデメリットこそあるものの赤外線ホーミング方式のミサイルに比べて比較的長い射程を持つのです。つまり、ECM影響下以外では、レーダー誘導ミサイルに大きく軍配があがることとなります。

 話が大きく横道にそれてしまいましたが、ECMの影響を受けない、AIM-9L サイドワインダーで、電子戦機「EP-3 エアリーズ」を撃墜することにします。
 「EP-3 エアリーズ」自体は、戦闘能力も無いに等しいので「F-14D トムキャット」の手にかかれば簡単に撃墜できてしまいます。

 続いて、早期警戒機「E-2C ホークアイ」を撃墜します。
 これにより敵陣営の索敵範囲は大きく減少する事となりました。例えるなら、眼を潰したと言ったところでしょうか。
 大戦略では、索敵範囲内に捉えている敵部隊のみ位置と情報を確認し、攻撃を行うことが出来ます。
 いわば、「索敵を制するものは大戦略を制す」と言っても過言ではないのです。だからこそ、敵陣営の偵察部隊を早い段階で潰すことは、とても重要なことなのです。

 さて、電子戦機「EP-3 エアリーズ」と早期警戒機「E-2C ホークアイ」を撃墜して意気揚々と進軍しようとした我が転戦部隊の前に、すでに見慣れた赤枠が立ち塞がりました。範囲内に侵入した部隊を問答無用で攻撃する恐怖の赤枠、迎撃範囲です。
 せっかく障害を取り除いたと思ったのに、これでは魚釣島に航空機を近づけることができません。一つの問題を解決すると新たな問題が出てくるというのは、逃れられない呪いか何かなのでしょうか?

 ここは、電子戦機「EA-18G グラウラー」で切り抜けることとにします。
 さて、前述で電子戦機のECM範囲の効果はご説明しましたが、実は、電子戦機にはもう一つ、戦況を大きく覆すことが出来るほどの強力な能力が備わっています。
 それが「妨害」です。戦場マップで電子戦機を選択し、「妨害」を実行すると、電子戦機の周囲数ヘックスに白色の丸模様が表示され、その範囲内の敵部隊に対して、影響を与えることが出来ます。
 「妨害」の効果は単純ですが強力です。「妨害」を受けた部隊は、索敵範囲が1ヘックスになります。

 当たり前ですが、発見していない敵部隊に対して攻撃を行うことはできません。敵部隊が迎撃範囲内を通過したとしても、その部隊を発見できなければ、迎撃を行うことが出来ないのです。
 同様に、どれほど武器の射程が長くても発見していない部隊を攻撃することはできません。
 「妨害」の影響を受けている部隊に対しては、2ヘックス以上離れた位置からなら一方的に攻撃を行うことができるのです。
 もちろん、「妨害」も万能ではありません。使用する際には以下の点に注意してください。
※「妨害」の持続時間は、1ターンの間のみです。
※潜水艦などの海中部隊は、「妨害」の影響を受けません。
※建物地形などの施設は、「妨害」の影響を受けません。
※迎撃能力のある敵部隊に対して「妨害」を行い、その部隊の索敵範囲を1ヘックスにした場合でも、他の敵部隊から索敵されるなどして、部隊の存在が敵に知られている場合は、迎撃の対象となってしまいます。

 さて、「妨害」で迎撃範囲を無力化したことで遂に我が転戦部隊は、魚釣島に対する攻撃を開始しました。まず、最初の目標となるのは、艦船に対する広い迎撃範囲を持つ「88式地対艦誘導弾」です。
 この兵器が存在する限り、同盟国であるRED陣営「人民解放軍」の揚陸艇が島に近づくことが出来ません。まずは、防衛部隊を取り除くことが最も優先というわけです。
 島の各所の部隊に対して、爆撃を行う「F/A-18E/Fスーパーホーネット」ですが、兵器カテゴリーが戦闘攻撃機となっています。
 要約して説明すると、空の敵を攻撃するのが戦闘機。地上の敵を攻撃するのが攻撃機。そして、その両方の能力を合わせ持つのが戦闘攻撃機です。
 戦闘攻撃機である、「F/A-18E/Fスーパーホーネット」は、地上の部隊へ攻撃を行えるのですが、戦闘機である「F-14Dトムキャット」が手持ち無沙汰です。敵の航空機も飛んで来ませんし、暇を持て余すしかないのでしょうか?

 そんな時は、「武装交換」です。
 大戦略では、複数の武装パックを持つ兵器は、基地や空母などで武装の交換を行うことが出来ます。対空用から対地用に武装を変更したりすることができるのです。
 早速、「ニミッツ」で武装交換を行います。今回は、誘導爆弾が含まれている「Pack2」を選択します。他にも長射程を誇るAIM-54 フェニックスを含んだ武装パックや、武器を減らして増槽を取り付けたパック等があります。(それぞれの兵器によって、武装パックの内容は異なります。)
 戦況に合ったものを装備しましょう。

 武装パックを変更した「F-14D トムキャット」で、敵陣営の司令部を爆撃します。魚釣島の防衛部隊は虫の息という感じです。
 空母は、安全な位置に待機させ、艦載機によって島に爆撃を行います。爆弾が底をついた場合は、空母での補給が可能ですので、毎ターンの爆撃が可能です。やはり、空母があると作戦選択の幅が広がります。

 魚釣島に続々とRED陣営「人民解放軍」の揚陸艇「玉庭(ユーティン)」が揚陸を開始しました。周辺海域は、赤一色となり、この島での戦闘は既に決したと言って良いでしょう。
 後は、黄尾島を攻略するだけです。魚釣島に比べると島の面積もかなり狭い小島ですので、簡単に片付くと思います。

 黄尾島をさっさと攻略してマップクリアしてしまおうとしていたところ、洒落にならない事件がおこりました。
 なんと、我が転戦部隊の「ニミッツ」BLUE陣営「自衛隊」の潜水艦「はるしお」から攻撃を受けて、沈んでしまいました。
 いくら海の忍者と呼ばれる潜水艦であっても、ここまで接近を許したのは、私の怠慢の成せるわざです。まさに、油断大敵というわけです。

 空母という補給拠点を失った我が軍は、勝利を目前にしながらも基地に引き返すしかありません。燃料が尽きてしまった航空機は、墜落してしまうからです。これ以上、貴重な兵器を失うわけにはいきません。
 無事に基地までたどり着けるとよいのですが…
 しかし、心配には及びません。我が転戦部隊にはこんな時のために空中給油機「KC-767」があります。給油機とは、航空機に隣接させることで、燃料を補給できる兵器です。後退する航空機に関しては、この給油機で空中給油を行うので問題なく、基地までたどり着くことができるでしょう。

 黄尾島周辺海域では、迎撃範囲を挟んで睨み合いが続いています。迎撃範囲に突っ込むのをためらう気持ちは解らないでもないですが、多少の犠牲は省みずに、突入を開始してほしいものです。
 まぁ、すでに基地に帰還しようとしている我が部隊がいえたことではないかもしれませんが…

 私の願いが通じたのかどうかは解りませんが、遂に黄尾島の防衛部隊と人民解放軍の艦隊の間で、戦闘が開始されました。
 戦力数は、RED陣営「人民解放軍」が遥かに勝っているので、勝敗はすぐに決する事でしょう。惜しむらくは、勝敗が決まる最後の戦闘に我が軍の部隊が参加できないことです。

 RED陣営「人民解放軍」の歩兵部隊が黄尾島に上陸を開始し、戦闘は陸上戦へと移りました。よく、自衛隊の歩兵部隊は、練度が足りないとか、実戦には対応できない等と言われたりしますが、実際のところはどうなのでしょうか?

 自衛隊の事を考えていると、あっという間に戦闘が終了してしまいました。思っていたよりもあっけない幕引きに少し、物足りない感覚を受けます。今回の戦闘は、得るものも多かったですが、失ったものも決して少なくはありませんでした。
 「ニミッツ」と同等の艦船は、中国には存在しないので、「ニミッツ」の穴を今回獲得する兵器では、埋めようが無いのも痛いところです。

 今回の戦果報告です。左図のグラフは、各陣営の撃破数を表しています。それぞれ、下記のようになっています。

青線 BLUE    :自衛隊   (敵陣営)
赤線 RED     :人民解放軍 (同盟陣営)
緑線 GREEN   :転戦部隊  (自陣営)

 魚釣島攻略の際には少し活躍した形跡が見られますが、それ以外の箇所はパッとしない感じです。

 次に、各陣営の被害額を表したグラフです。
 11ターンのあたりで、ひときわ眼を引く緑線の変動が解るでしょうか?
 これは「ニミッツ」が沈んだターンです。

 さて、今回も兵器獲得の時間がやってまいりました。
 しかし、正直に言いますと。私、中国の兵器があまり好きではありません。ただ、今回の戦闘で高額兵器ばかり集めていると、とっさの時に困るということを学びました。
 安価で展開力が高い兵器も部隊には必要であるということです。
 その点で言えば中国の兵器は、ベストだといえます。
  なにせ、他国の劣化兵器などが多くコストパフォーマンスは抜群です。
今回は、「ニミッツ」が抜けた海上戦力の穴を補うという意味で、五隻の「旅大(ルダ)」を部隊に招き入れました。
 これで、強力な艦船で攻めるという選択肢の他に、数で圧倒するという選択肢を選択できるようになりました。いささか高額な授業料ではありましたが、「ニミッツ」を失うことで学んだことも大きかったと思います。次からは、ユーザーの皆様からの要望も多い、「冷戦の悪夢」の転戦モード用マップを公開していきます。現代大戦略シリーズの中で、五本の指に入るといわれる数々の高難度マップのなかで、我が転戦部隊は、そして、ユーザーの皆様の転戦部隊は、勝利を掴むことができるのでしょうか…?

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